トランプ米大統領は6月29日、日本との関税交渉に関連して、日本からの自動車輸入に比べて米国からの輸出が少ないのは「不公平だ」との認識を示した。27日、ワシントンで撮影(2025年 ロイター/Ken Cedeno)
[29日 ロイター] – トランプ米大統領は29日、日本との関税交渉に関連して、日本からの自動車輸入に比べて米国からの輸出が少ないのは「不公平だ」との認識を示した。米国が日本との間に多額の貿易赤字を抱えていることは日本も理解しているとした上で、石油の輸入を増やすことなども可能だと指摘した。
トランプ大統領はFOXニュースとのインタビューで、日本に対して自動車への関税は25%だと書簡で通告することもできるとした上で、「日本側はわれわれの自動車を受け入れないのに、われわれは日本から何百万台も輸入している。これは不公平だ」と述べた。
大統領はこうした状況を日本側に説明し、さらに米国の巨額の対日貿易赤字についても理解を得ているとし、日本は「大量の石油を受け入れることができるし、他にも多くのものを受け入れることができる」との認識を示した。
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