ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.06.28 09:35

英国の5月の自動車生産量が新型コロナパンデミックの時期を除いて1949年以降の最低値となった。トランプ米大統領の関税賦課の影響と分析される。

英国自動車工業協会(SMMT)は27日(現地時間)、5月の英国の自動車生産台数が4万9810台と、前年同月に比べ32.8%減少したと発表した。これは新型コロナ封鎖で多くの工場が停止した2020年5月の4万9287台を除いて76年ぶりの最少(5月基準)。

前年同月比での減少は今年に入って5カ月連続で、今年1-5月の生産台数は34万8226台と前年同期比12.9%減。この数値は1953年(31万8306台)以降で最も低い。

SMMTは生産量急減の原因に自動車のモデル転換と構造調整のほか、米国の輸入車関税賦課措置を挙げた。

トランプ大統領が関税を発表した4月以降、ジャガー・ランドローバー、アストンマーティンなど米国市場の比率が高い英国高級車ブランドは輸出を一時中断した状態だ。

5月の対米輸出は前年同月比55.4%減り、欧州連合(EU)への輸出も22.5%減少した。米国への輸出比率は18.2%から11.3%に低下した。

ただ、SMMTは米国と英国が結んだ貿易合意で英国産自動車10万台に対して関税を10%引き下げるため、対米輸出が回復すると見込んでいる。

英国は昨年、計90億ポンド(1兆7850億円)分の自動車を米国に輸出した。これは自動車輸出額全体の27.4%。

WACOCA: People, Life, Style.

Exit mobile version