これは20日に開かれた文化庁の文化審議会で答申されました。
新たに特別史跡に指定されるのは広島市の「原爆ドーム(旧広島県産業奨励館)」です。
1915年に建設されたレンガ造りの建物で、世界文化遺産にも登録されています。
原爆が投下された爆心地からおよそ160メートルの場所にあり、内部は爆風と熱線で全焼しましたが奇跡的に倒壊を免れました。
現在も被爆当時の姿を保ち、人類史上初めて投下された原爆の悲惨さを示す被爆遺構の中でも象徴的なものとして、極めて価値が高いとしています。
特別史跡に指定されたものは、これまで江戸時代末期の北海道の「五稜郭跡」が最も新しく、明治以降の近代の史跡が特別史跡に指定されるのは初めてです。
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