ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.06.12 07:33

アルゼンチンの代表的なポピュリズム政治家であるクリスティーナ・フェルナンデス元大統領(72)が在任当時、知人である建設会社に公共事業を集中的に行い、裏金を手にした疑いで懲役刑を確定された。アルゼンチン最高裁判所は10日(現地時間)、フェルナンデス氏の「国家相手詐欺」容疑に対する検察と被告人双方の控訴を棄却し、懲役6年とともに被選挙権を剥奪する原審を確定したと、日刊紙ラナシオン・クラリンなどが伝えた。これに先立って、ブエノスアイレス第2連邦裁判所はフェルナンデス氏に懲役6年に生涯選出職禁止と6000億ウォン(約633億円)相当の財産没収を命令した。

フェルナンデス氏は南部サンタクルス州で道路建設など公共事業契約51件を知人が運営する建設グループに集中させ、その見返りとして10億ドル(約1兆3000億ウォン)を受け取った疑惑で起訴された。検察によると、2015年、同建設会社の収益は2004年に比べて460倍、資産は120倍増えた。

フェルナンデス氏は在任時期に各種補助金と福祉拡大、減税を同時に推進する「一方的な支援」政策で労組と庶民層の支持を得た。しかし、深刻な財政難を招き、「ポピュリズムの女王」という批判も殺到した。

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