兵庫県立こども病院総務部経理課
住所:〒650-0047 神戸市中央区港島南町1丁目6-7
電話:078-945-7300 FAX:078-302-1023
メール:Kodomo_hos@pref.hyogo.lg.jp

 

About our project(English)
How to support the project (English) 

 

– 第一目標達成のお礼と今後について –

 

このたびは、当院のクラウドファンディング「そばにいてくれたら。兵庫県立こども病院にファシリティドッグを!」に対し、あたたかいご支援を賜り、心より御礼申し上げます。

1,200名を超える方からご寄附をいただき、開始後11日(5月22日時点)で、目標の2,000万円を達成することができました。同時に皆様から心温まるメッセージをたくさんいただきました。皆様の声は職員一同にとって大きな力となっております。お一人おひとりのご厚意に深く感謝申し上げるとともに、その大きな期待に身が引き締まる思いでおります。

 

先日、当院にホスピタル・ファシリティドッグ®︎候補犬のミコちゃんとハンドラーの方をお迎えし、こどもたちの前でデモンストレーションを行いました。その際に見せてくれたこどもたちの喜びの表情や、病棟の雰囲気が明るく和らぐ様子を目の当たりにし、改めてファシリティドッグがもたらす大きな力と役割を実感いたしました。

 

今回、みなさまのおかげで目標を達成できましたが、これはゴールではなく、あくまでスタート地点だと考えております。

導入後もホスピタル・ファシリティドッグ®︎とハンドラーが引き続き安定してこどもたちに寄り添っていくために、維持費が必要となります。ファシリティドッグにかかる経費は年間約1,000万となります。1年でも長く活動を維持するために、NEXTGOAL(第二目標)を4,200万円に設定し、このクラウドファンディングを継続することといたしました。

 

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第二目標金額:4,200万円(第一目標金額+2,200万円)
・院内の体制整備にかかる費用および導入後のドッグおよびハンドラーの活動維持にかかる費用
・クラウドファンディング手数料 他
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この活動は私たちの力だけでは多くの方に届けることはできません。ぜひご友人やご家族、周りの方々にもこの取り組みをお伝えいただき、応援の輪を広げていただけましたら幸いです。クラウドファンディングは7月10日まで実施しております。私たちスタッフ一同、こどもたちとご家族の毎日に少しでも多くの笑顔と安心をもたらせるよう、全力を尽くしてまいります。
引き続き応援を賜りますよう、どうぞよろしくお願いいたします。

 


ホスピタル・ファシリティドッグ®︎候補犬のミコとこどもたちと一緒に

 

兵庫県立こども病院
病院長 飯島一誠

 

 

 

 

 

兵庫県立こども病院は、1970年に日本で2番目の小児専門病院として開設されました。

 

現在は、総合周産期母子医療センター、小児救命救急センター、小児がん医療センター、小児心臓センター、ゲノム医療センターなどを中心に、こどもたちとご家族を支える“最後の砦”として、24時間体制の診療を行っています。

 

当院は、「こどもたちの笑顔を守り、未来につなぐ」をスローガンに、病気と闘っているこどもたちやそのご家族に明るい希望を与えられる病院を目指しています。

 


院内の様子

 

急性期における集学的治療や小児がん医療など高度な治療を提供するだけではなく、長期にわたって疾患とともに生活するこどもたちと、そばで寄り添い支えるご家族に、支援と癒しの場となるよう努めています。

 

このたび、こどもたちが少しでも前向きな気持ちで治療に向かうことができるよう、そして安心して長期入院を過ごすことができるよう、西日本の小児専門病院では初めてのホスピタル・ファシリティドッグ®︎の導入を目指します※。

 

※ホスピタル・ファシリティドッグ®︎はシャイン・オン!キッズの商標です。2025年4月現在、東日本では4つの小児専門病院が導入しています。(https://sokids.org/ja/what-we-do/hospital-facility-dogs/)

 

– ファシリティドッグとは –

 

医療施設、教育機関、裁判所など特定の施設で活動するために、専門的に育成された働く犬のことです。病院ではたらくファシリティドッグは、専門的な研修を受けた医療従事者であるハンドラーとペアで活動しています。

 

国際ガイドラインにより、ファシリティドッグとそのハンドラーには、盲導犬や介助犬と同等の専門的なトレーニングが求められています。医療スタッフの一員として活動する上で欠かせないポイントです。

 


ファシリティドッグ
提供:シャイン・オン!キッズ

 

■ 主な活動
ファシリティドッグの主な活動は、大きく分けて3つあります。
「ふれあいや遊びによる支援」「検査や治療への介入」「緩和ケアでの寄り添い」です。

 

01|ふれあいや遊びによる支援

 

犬が好きなこどもたちだけではなく、乳幼児や犬と触れ合ったことがないこどもも、ファシリティドッグとの関係ができ始めると“仲間”のように感じて、訪問を心待ちにしてくれます。ごっこ遊びやボール投げなどのゲーム、「SIT(おすわり)」「DOWN(伏せ)」などのキュー(合図)をだしておやつをあげたり、トレーニングごっこをしたりします。中には、入院生活をおくるなかで溜め込んだ気持ちを、話し始めるこどもたちもいます。

 

02|検査や治療への介入

 

骨髄穿刺や腰椎穿刺などの負担が大きな検査に付き添ったり、薬が飲めないこどもたちや食事が進まないこどもたちの応援をしたりと、活動内容は多岐にわたります。ファシリティドッグとの信頼関係が構築されたこどもたちは、検査や処置、手術室に向かうときやリハビリに取り組むとき、ファシリティドッグがいるからがんばれる、と話してくれます。「こどもたちの治療に向き合う気持ち」を引き出してくれる存在です。

 

03|緩和ケアでの寄り添い

 

緩和ケアとは、生命を脅かすような病気の診断を受けた時から始まる心身や気持ちの辛さを和らげる医療やケアのこと。病気そのものに関することだけではなく、日常生活に関する苦痛についても対応します。

特にターミナル期(終末期)の緩和ケアの役割は大きく、こどもたちとご家族の希望に沿って、可能な限り介入しています。国内4病院にファシリティドッグを派遣しているシャイン・オン!キッズと病院・大学による共同研究では、医療従事者がターミナル期の緩和ケアに対してファシリティドッグの強みを高く評価したという結果が出ています。(※https://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0285768)

 

いつも病院にいるからこそ、より心強い“仲間”になれるのです。 

 


親子でアニーと触れ合う様子(神奈川県立こども医療センター)
提供:シャイン・オン!キッズ

 

■ ハンドラーの役割
ファシリティドッグは、看護師などの臨床経験を持つハンドラーとペアで活動します。
ハンドラーは、カルテを確認してこどもたちの状況を把握し、医師や看護師など、医療スタッフと連携して介入計画を立てます。さらに、平日5日間、毎日滞在するため、一度だけの関わりでなく、こどもたちの状態や治療計画に合わせた、継続的、長期的な介入が可能になり、こどもたちとの信頼関係を築くことができます。

また、小さな動きでも事故を誘発しかねない、医療機器に囲まれた空間でも安全に活動するためには、医療従事者としての知識と経験が欠かせません。ファシリティドッグ導入においては、ハンドラーの存在も必要不可欠です。

 


アニー/森田優子(神奈川県立こども医療センター)
提供:シャイン・オン!キッズ


タイ/谷口めぐみ(静岡県立こども病院)
提供:シャイン・オン!キッズ


マサ/権守礼美(国立成育医療研究センター)
提供:シャイン・オン!キッズ


アイビー/大橋真友子(東京都立小児総合医療センター)
提供:シャイン・オン!キッズ

 

 

 

 

当院は小児がん拠点病院として、多くの小児がんのこどもたちが長期間にわたり入院や通院治療を受けています。さらに、がん以外にもさまざまな病気により、繰り返しの手術や長期の入院・通院が必要なこどもたちがたくさんいます。

 

病棟では、医師・看護師だけでなく、保育士、心理士、リハビリスタッフ、栄養士など、多職種のスタッフがチームとなって、こどもたちの心と体のケアに取り組んでいます。プレイルームで遊ぶ時間を設けたり、同じ年頃のこどもたちが交流できたりするような工夫もしています。また、病棟内の飾りつけや季節の行事を行なうなど、少しでも楽しい思い出ができるような時間を大切にしています。院内学級では、入院中も学ぶ機会が途切れないようサポートしています。

 

 

一方で、手術や処置を控えたこどもたちは、不安や緊張を抱えていることも少なくありません。その不安は、手術後の痛みや情緒の安定にも影響するため、心の準備(プレパレーション)も大切にしています。

ぬいぐるみやイラストを使ってわかりやすく説明したり、実際に装着するモニターに触れてもらったり、手術室の中を事前に見学するなど、一人ひとりに寄り添ったさまざまな工夫をしています。また、手をつないで処置室まで一緒に歩いたりすることで、できる限り安心して治療を受けられるよう支えています。

こうした取り組みによって、こどもたちの表情が少しずつ和らいでいく様子を見るたびに、丁寧なプレパレーションの大切さを実感しています。

 

 

このように、さまざまな職種と連携しながら、こどもたちの治療と成長を支える取り組みを行っていますが、それでもなお、こどもたちの不安な気持ちをすべて取り除くことができるとは限りません。どんなに寄り添い、説明を尽くしても、こどもたちの心の奥に残る「こわい」「いやだ」「さみしい」といった感情は消せないこともあります。

こどもたちが自分らしく前を向きながら過ごせるよう、そして笑顔がもっとあふれる場所をつくるために。私たちは、人の手だけでは支えきれない部分を補い、言葉ではなく佇まいと視線でこどもたちに語りかけ、心にそっと寄り添ってくれるファシリティドッグをお迎えすることを決めました。

 

すべてのこどもたちが少しでもそれぞれのペースで安心して治療に向き合えるように支援していきたいと願っています。

 


点滴をするお子さんとそれをサポートするマサ(国立成育医療研究センター)
提供:シャイン・オン!キッズ

 

ファシリティドッグとごっこ遊びやボール投げなどのゲームで遊んだり、ベッドで寄り添って寝転んだり、さまざまな形でふれあい、少しでもおだやかな時間をすごしてほしい。リハビリや処置に向かう足が重い時に、ファシリティドッグが寄り添ってくれることで、その足取りがすこしでも軽くなってほしいと思っています。

 

当院では、ファシリティドッグが手術室まで、こどもたちに付き添うことを予定しています。検査や手術の前には、ファシリティドッグと一緒に、これから行う流れや内容について説明を受け、心の準備を整えます。そして、全身麻酔で眠りにつくその瞬間まで、ファシリティドッグにそばに寄り添ってもらいたいと思っています。

 


マサと一緒に手術の説明を聞くお子さん(国立成育医療研究センター)
提供:シャイン・オン!キッズ

 

– ファシリティドッグ導入に向けた期待の声 –

 

Rくんとご家族 

Rは5歳時に血液疾患と診断され、それ以来、兵庫県立こども病院で入院・外来治療を受けています。病院での治療は大変なことも多いですが、動物との触れ合いには、きっと心と体を癒す不思議な力があるのではないかと思います。

抗がん剤や治療の影響で気分が落ち込んでしまうこともありますが、ワンちゃんが病棟に来てくれたら、こどもたちの表情が明るくなり、自然と笑顔が増えるのではないでしょうか。実際に息子に「病棟にワンちゃんが来るかもよ!」と話すと、「えっ、本当に?ワンちゃん来るの?会いたいなあ!」と目を輝かせていました。

病気と向き合いながら毎日がんばっているこどもたちにとって、ファシリティドックの存在は、大きな励みになると思います。この素晴らしい取り組みが実現し、多くのこどもたちが笑顔になれることを心から願っています!

 

きはら はるか さん 

治療が辛いとき、もしもワンちゃんがいてくれたらとても癒されると思う。頑張る力になると思う。

 

 

– 他病院のこどもたち・ご家族の声 –

 

すでに、ホスピタル・ファシリティドッグ®︎を導入している病院のこどもたちやご家族の声です。

 

突然の入院で真っ暗な気持ちになってしまっていた中、ファシリティドッグと過ごす時間だけは僕にとって特別なキラキラした時間だった。君の存在があったから笑顔で頑張れたよ。ありがとう、これからもよろしくね。(お子さんから)

 

どのこのお母様も、こどもの気持ちを考えます。闘病をしていても、こどもらしくあれと考えます。こどもの幸せな時間は、日常の、ほんのちょっとのワクワクする時間。ほんのちょっとの優しい時間。ファシリティドッグは本当に素晴らしい存在です。闘病をしているこどもたちにとって、ファシリティドッグがいる環境が、あたりまえであってほしい。そう願っています。(ご家族から)

 

こどもだけでなく、ご家族も癒されているのがわかります。痛い治療を受けた後でも、こども本人やご家族が穏やかな表情をしているのを見た時、ファシリティドッグの効果を実感しました。(医療者から)

 

 

 

小児医療はこどもたちの病気を医学的に診断し、治療をするだけでは成り立ちません。こどもたちは日々育つ存在であり、治療中であっても、年齢に合わせて心と体の発達を支えていくことが、特に大切となります。このプロジェクトによって、そうした側面を支える仕組みが確立されることは、こどもたちやご家族にとって大きな意味を持ちます。

 

しかし、現在の診療報酬制度は、診察や治療に関わる部分をカバーするものであり、ファシリティドッグ事業については範囲外となるため財源の確保が難しい状況です。

 

当院では、このような厳しい状況でも「こどもたちの笑顔を守り、未来につなぐ」ことができるよう努めています。また、小児がんなどで長期入院しているこどもたちにとって、治療が少しでも一緒に頑張れた思い出となるよう、ご賛同いただけるみなさまと共に、治療に向かうこどもたちに寄り添うファシリティドッグをお迎えしたいと考えています。

 


アニーと触れ合うお子さん(神奈川県立こども医療センター)
提供:シャイン・オン!キッズ

 

– 当院が導入する「ホスピタル・ファシリティドッグ®プログラム」 –

 

ホスピタル・ファシリティドッグ®は認定NPO法人シャイン・オン・キッズが日本で商標権を得た、入院治療のサポートのために専門的なトレーニングを受けた犬です。

 

シャイン・オン!キッズにおいては、以下の4点を絶対不可欠な条件としています。

 

01|ファシリティドッグの育成が補助犬育成団体の世界的な統轄組織である、アシスタンス・ドッグス・インターナショナルが定める基準と倫理規定に則り遂行されていること

 

02|ハンドラーは、医療機関での臨床経験を持ち、院内感染対策と主に小児医療の基礎を備えた医療従事者を選抜。各国の補助犬育成団体で使用される標準カリキュラムに沿ったハンドラー研修を修了した上で、専任でファシリティドッグと活動すること

 

03|複数の国内医療機関で安全に活動してきた実績を元に、病院と協働作成した運用マニュアルが整備されていること

 

04|アドバイザリボード(倫理委員会)を設置し、動物介在療法の運用にあたって動物福祉の遵守や、新興感染症・人畜共通感染症などの緊急時対応の体制が整備されていること

2010年に日本に初導入以来、手術に一緒に行ったり、採血のお手伝いなどたくさんの実績を積み重ねています。またこれまでの15年間、事故やトラブルなく継続しているプログラムです。

私たちは、病院という命を守る場所に犬が入ることの意味と責任を深く理解し、万全の感染対策と安全管理が行える同プログラムの導入を決めました。

ファシリティドッグをお迎えした病院ではその効果を実感されていますが、まだまだその認知度は高くありません。静岡県立こども病院で全国初となるホスピタル・ファシリティドッグ®︎が導入されて以来、東日本では4つの小児専門病院でファシリティドッグを導入していますが※、西日本にはまだホスピタル・ファシリティドッグ®︎が導入されている小児専門病院はありません。

※参照:https://sokids.org/ja/what-we-do/hospital-facility-dogs/

 

ひとりでも多くのこどもたちがファシリティドッグとの時間を過ごせるように、多くの方にこの活動を知っていただきたいです。

 


兵庫県立こども病院に候補犬のオリちゃんが訪問してくれました

 

プロジェクトについて

 

|第一目標金額:2,000万円

 

・ファシリティドッグの導入に向け、ドッグの育成や院内の体制整備にかかる費用

・クラウドファンディング手数料 他

 

|第二目標金額:4,200万円(第一目標金額+2,200万円)※5月23日追記
・院内の体制整備にかかる費用および導入後のドッグおよびハンドラーの活動維持にかかる費用
・クラウドファンディング手数料 他

 

|導入スケジュール

・2025(令和7)年4月~2026(令和8)年3月 院内研修・ドッグ育成・ハンドラー養成

・2026(令和8)年4月~2027(令和9)年3月 院内環境整備・院内研修・ドッグ育成・ハンドラー養成

・2027(令和9)年4月 ファシリティドッグ導入

 

※本プロジェクトはAll or Nothingのため、期日までに目標金額に達しない場合は、全額を寄附者様に返金いたします。

※プロジェクトの進捗状況次第では、スケジュールが前後する可能性がございます。

※第一目標である2,000万円は、ファシリティドッグの導入を実現するための費用として活用させていただきます。それを上回るご支援につきましては、導入後1年目の運用費に充てさせていただく予定です。なお、1年目以降の継続的な運用を支えるため、今後もクラウドファンディングによる資金調達を行う可能性があります。

 

 

 

こどもたちは、家庭や地域社会の中でさまざまな人と関わりながら成長・発達します。当院には、各種疾患により入退院を繰り返すこどもたちや、出生時より治療を必要とし、長期間の入院生活を余儀なくされるこどもたちがいます。

 

こどもたちの笑顔を守るために、日々、スタッフが工夫を重ねて全力でこどもたちを支えていますが、人の力だけではすべてに寄り添いきれない場面があります。だからこそ、ファシリティドッグの力を借りて、もっときめ細やかなサポートを届けたいと思っています。

 

この度のクラウドファンディングを通じて、病院の枠を越えてできるみなさまとのつながりが、こどもたちにとって大きな力になると信じています。

 

みなさまからのあたたかいご寄附をどうぞよろしくお願いいたします。

 


ファシリティドッグ導入検討チーム

 

 

 

飯島 一誠

兵庫県立こども病院 院長

 

ホスピタル・ファシリテイドッグ🄬は、長期入院中のこどもたちの療養環境を大きく改善します。兵庫県立こども病院は、西日本の小児専門病院として初めてのホスピタル・ファシリテイドッグ🄬の導入を目指しています。こどもたちの笑顔を増やし、治療への前向きな気持ちを育むホスピタル・ファシリテイドッグ🄬の導入に、みなさまのご支援をお願いいたします。

 

関口 典子

精神科 部長

 

病気のこどもたちやご家族が本当につらいときは、どんな言葉も届かない、人と話すことすらしんどいというときがあります。そんな時、何も言わずにただ側にいてくれる温かく柔らかい存在があったなら。ホスピタル・ファシリテイドッグ🄬をただぎゅっとしてすこしでも癒される時間をもってもらいたい。こどもたちとご家族の力となるファシリティドッグが来てくれることを心から願っています。みなさまのご協力をよろしくお願いいたします。 

 

森 健

血液・腫瘍内科 部長

 

小児がんのこどもたちと向き合っています。緊急入院した時から退院するまでこどもたち、ご家族は幾多の困難に直面します。私達医師は病気を治すためにしなくてはならないことをお伝えしますが、同時に安らぎや安心を届けることは難しいです。言葉ではなく穏やかな佇まいと視線で不安をとりのぞいてくれるファシリティドッグの力が是非とも必要です。みなさまのご協力を何卒よろしくお願いいたします。

 

末田 彩

麻酔科 医長

 

小児麻酔科医として、手術・全身麻酔前のこどもたちの不安と日々向き合っています。ファシリティドッグを導入する病院を訪れた際、その場の空気が一変するのを肌で感じました。犬と触れ合うことでこどもたちが自然と笑顔になり緊張が和らぐ様子を目の当たりにするとともに、長期入院生活を送るご家族にも安らぎと希望をもたらしていました。これは単なる癒しではなく、医療の質を向上させる力を持っています。海外ではその効果が広く認められていますが、現状、日本では診療報酬の対象外のため、実現にはみなさまのご支援が必要です。こどもたちとご家族に寄り添う温かい医療を届けるため、ご協力を心よりお願い申し上げます。

 

看護部(奈須・大西・田阪)

 

兵庫県立こども病院看護部では、子どもたちの“笑顔“と”頑張る力“を引き出す『笑児(しょうに)看護』をスローガンに、「看る」、「護る」、「伝える」、「繋ぐ」看護の実践に取り組んでいます。病気と向き合う子ども達やご家族の思いに寄り添い、子ども達とご家族を笑顔に、そして心を笑顔にすることを目指しています。長期の入院や通院であっても、頑張った自分を誇らしく思ってもらいたい、今頑張った自分がいるから大人になっても多くのハードルを乗り越えていける力にしてほしいと思っています。

そんな看護を実践する上で、私たちの手の届かない部分で、ファシリティドッグは大きな存在になります。病院職員の一員としてファイシリティドッグを迎え、チームの一員として、私たちと一緒に、子どもとご家族のケアに取り組んでいきたいと考えています。 こども病院にファシリティドッグを。。。これが実現できますよう、サポーターになっていただけませんか?
皆様のご支援をよろしくお願いいたします。 

 

 

 

笠原 群生 

国立成育医療研究センター 病院長

 

当センターでは、ファシリティドック「マサくん」が日々、病気と闘うこどもたちやそのご家族の心に寄り添い、計り知れない癒やしと勇気を届けてくれています。日々のマサくんの素晴らしい医療活動は、私たち医療者にとっても新たな希望の象徴となっています。 兵庫県立こども病院においても、ファシリティドックが多くのこどもたちの心の支えとなり、病院に笑顔が広がっていくことを心より願っております。新たな一歩が、全国の小児医療にさらなる輝きをもたらすことを確信しています。

 

森田 優子

NPO法人シャイン・オン・キッズ

ファシリティドッグ・ハンドラー

 

ファシリティドッグ・ハンドラーの森田です。私が日本初のファシリティドッグ「ベイリー」と活動を始めて、15年が経ちました。

当初は、日本で前例のなかったことなので手探りで始め、活動内容もアメリカのファシリティドッグがやっていることとは程遠く、思い悩んだ時期もありました。それが今ではハンドラー仲間も増え、各種マニュアルや運用基準も整ってきました。医療関係者のみならず、一般の方々にも「ファシリティドッグ」という働く犬の存在が認知されつつあると感じます。
 

今回ついに、兵庫県立こども病院さんが関西初のこども病院へのファシリティドッグ導入を決断してくださったことを、心から嬉しく思います。これは、患者であるこどもたち、そして医療スタッフの皆さんと一緒に作り上げてきたプログラムです。みんなの頑張りを認めてもらえた気持ちです。
 

これからさらに、ファシリティドッグの活動を全国に広げ、そして入院治療を頑張るこどもたちに笑顔を届けられるよう、兵庫県立こども病院のみなさまを応援しています。

 

 

 

 本プロジェクトへの寄附は、所得税法第78条第2項および法人税法第37条第3項第1号に規定される「国又は地方公共団体に対する寄附金」に該当し、所得税、法人税の確定申告に際し、控除等を受けることができます。詳細につきましては、国税庁のホームページをご覧ください。

 

寄附受納書は、READYFOR株式会社より兵庫県立こども病院に入金のある2025年9月に発行します。また2025年10月末頃までに発送予定です。

 

留意事項

▽ホスピタル・ファシリティドッグ®︎は認定 NPO 法人シャイン・オン・キッズの登録商標です。

▽ご寄附の前に、利用規約を必ずご一読ください。

▽ページ内のお写真やお名前は全て掲載許諾を得ています。

▽ご寄附確定後(第一目標達成後)の返金やキャンセルは、ご対応できませんので、ご了承ください。
▽寄附受納書の名義・発送先は、原則としてご寄附時に入力したお届け先の宛名と住所となります。ご寄附確定後は、ご寄附時にご回答いただく寄附方法・住所・宛名・電話番号・質問項目等への回答内容はご寄附確定後、変更できませんのでご注意ください。個別にご連絡がない限り、原則としてご寄附時に入力いただいた宛名と住所に寄附受納書をお送りいたしますのでお間違いのないようご注意ください。

▽ご寄附完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために利用させていただく場合がございます。あらかじめご承知おきください。

▽ご寄附に関するご質問はこちらをご覧ください。

▽本プロジェクトのギフトのうち、【お名前掲載】に関するギフトの条件詳細については、こちらのページの「●命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」をご確認ください。

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