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2025年6月12日 11:40

【速報】斎藤知事“給与カット”条例案 採決を見送り「継続審査」県議会本会議で決定

兵庫県・斎藤元彦知事(12日)

 兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑を告発した元県民局長の私的情報が漏洩した問題で、斎藤知事が「組織の長」として責任を取るとして議会に提出した“給与カット”の条例改正案について、12日、県議会本会議で採決を見送り、「継続審査」とすることが決まりました。条例案は会期が終了した後も、審議が続けられることになります。

■知事は漏洩指示を否定…議員からは「真相が解明されていない」

 斎藤知事の疑惑を告発した元県民局長の“私的情報”を、知事の“側近”だった井ノ本知明元総務部長が漏洩した問題では、調査した第三者委員会が、井ノ本氏本人を含む複数の職員の証言などから「斎藤知事や片山元副知事が指示した可能性が高い」と結論付けています。

 斎藤知事は「漏洩に関する指示はしていない」などと否定していますが、情報漏洩が発生した「組織の長」として責任を取るとして、6日、県議会に給与カット案を提出。現行の給与3割カットから、7月から9月までの3か月間にわたり5割カットに引き上げる案を示していました。

 これに対し、「情報漏洩問題の真相が解明されていない」などとして自民・維新・公明の3会派などは、定例会の会期終了後も審議を継続する「継続審査」とする方向で調整。10日の総務常任委員会では、本会議で「採決見送り」の申し出を行うことが、賛成多数で決まっていました。

最終更新日:2025年6月12日 11:44

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