インド、先進国入りには25年間に年平均7.6％成長必要＝中銀月報

インド準備銀行（ＲＢＩ、中央銀行）が１７日公表した月報に掲載された研究論文によると、インドが先進国入りするには今後２５年間に年平均７．６％の経済成長率が必要となる。２０２０年１月撮影（２０２３年　ロイター/Anushree Fadnavis/File Photo）

［ムンバイ　１７日　ロイター］ – インド準備銀行（ＲＢＩ、中央銀行）が１７日公表した月報に掲載された研究論文によると、インドが先進国入りするには今後２５年間に年平均７．６％の経済成長率が必要となる。

インドの１人当たりの年間所得は現在２５００ドルと推定されているが、世界銀行の基準で先進国に分類されるには２０４７年までに２万１６６４ドルを上回る必要がある。

論文は「この目標を達成するために必要なインドの実質国内総生産（ＧＤＰ）複合年平均成長率（ＣＡＧＲ）は、２０２３─２４年から２０４７─４８年にかけての７．６％となる」と記した。論文は中銀の公式見解ではない。

論文によると、インフレの影響を含む名目ベースでは年平均経済成長率で１０．６％を達成する必要があるとして「インドがこれまでの２５年間に達成した最高（の名目成長）は１９９３─９４年から２０１７─１８年にかけてのＣＡＧＲ８．１％だった」と言及。この水準の持続的成長を達成するには物的資本への投資と、教育やインフラ、ヘルスケア、テクノロジー分野の改革が必要だと指摘した。

インドが先進国入りするには、今後２５年間で工業部門とサービス部門が年率で１３％超伸びる必要があるとした。

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