6月10日は「時の記念日」です。
日本標準時の子午線の上に建つ明石市の天文科学館では記念の催しが開かれ、子午線を通過したことを証明するマグネットが配られました。

6月10日は、1300年以上前に天智天皇が日本で初めて「漏刻(ろうこく)」と呼ばれる水時計で時刻を知らせたことから「時の記念日」と定められています。

日本標準時の基準となる東経135度の子午線の上に建つ明石市立天文科学館では、10日、記念の催しが開かれ、午前9時半の開館を前に記念のマグネットが配られました。

また、敷地内に設けられている「漏刻」の前では、担当者が時計の歴史について説明したあと、正午の時報にあわせて記念の日を祝いました。

明石市に住む70代の女性は「月日がたつのが早いので、1分1秒を大切に生きていけたらと思います」と話していました。

明石市立天文科学館の井上毅 館長は「時間は誰にでも平等で ふだんはあまり意識しないものですが、時の記念日にちょっと足を止めて時間の大切さを考える機会になればと思っています」と話していました。

明石市では、10日から1週間、「時の記念日」にちなんだ さまざまな催しが開かれる予定です。

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