掲載日
2025年6月4日
世界的な化粧品大手ロレアルは、今後数年間でインドでの事業を倍増させるとともに、現地での生産能力を強化することを目指しています。「インドはロレアルにとって非常に戦略的な市場です」と、Press Trust of Indiaによると、インド商工大臣Piyush Goyalのフランス公式訪問中に行われた記者会見で、同グループのCEOニコラ・ヒエロニムス氏は述べました。
ロレアル、有望市場であるインドでのプレゼンス強化目指す – L’Oréal Professionnel India – Facebook
「今後数年間で事業を倍増させ、すでにインドで販売している製品の95％を生産している工場を拡大し、より広い地域への輸出を増やすつもりです。」
ロレアルは現在、インドで年間約5億個を製造しており、その大部分は輸出向けです。India Retailing誌によると、これらの輸出は主に湾岸諸国向けのヘアケア製品およびスキンケア製品です。
「これは偉大な冒険の始まりに過ぎません」と、ニコラ・ヒエロニムス氏は今後の生産能力増強計画について言及しました。
ロレアル・インドは、1994年以来、完全子会社を通じて同国で事業を展開し、ロレアル・パリ、ガルニエ、メイベリン・ニューヨーク、NYXプロフェッショナル・メイクアップなどのコンシューマー部門の製品に加え、キールズ、ランコム、イヴ・サンローラン・ボーテなどのラグジュアリーブランドを含むブランドポートフォリオを管理しています。
インドは同グループにとって依然として重要な市場であり、3月に2つの現地ブランドに投資：デコンストラクト（スキンケア）とアラタ（ヘアケア）。どちらの投資も、革新的な美容スタートアップへのマイノリティ出資に特化したロレアルのファンド、ボールドを通じて行われました。
中間層の増加に後押しされ、インドの美容市場は2027年までに300億ドル（288億ユーロ）に達すると予測されています。