【解説】北海道で震度4の地震多発…プレート境界の千島海溝沿いでは将来“巨大地震発生の可能性も”『週刊地震ニュース』
週刊地震ニュース社会部災害担当中浜道クです。よろしくお願いします。 よろしくお願いします。 え、5月26日から6月1日までの1 週間、国内で震度1以上の地震は34 回ありました。北海道地方で震度4 の地震がちょっと合い継ぎました。こちらをご覧ください。 はい。はい。え、5月26 日になります。はい。こちらです。 え、岩手県の大船都市と、え、宮井県の石などで、ま、震路 3を観測する地震がありました。 え、この地震の震源は宮城県沖置きで、え、マグニチュードは 4.5、新源の深さは32km でした。そして同じ日、こちらです。え、午後 5時47 分頃のことなんですが、北海道の浦川町というところで震路 4の地震になったんです。 え、神はと勝地方の南部、え、マグニチュードは 5.3で神源の深さは50km でした。そして5月31 日です。こちら今度は海側の地震でした。 はい。 え、北海道の市や襟リ町などで、ま、震度 4 となる地震でこれはマグニチュードが 6.0 少し大きめでした。震源の深さは20km という地震だったんですね。 はい。やはり北海道周辺で地震が相ついでるのが気になりますね。 はい。 ちょっとね、あの、一時期地震が少なかった時期に比べると多くなったのとかつ、ま、北海道周辺で多いんですよね。 はい。え、こちらのですね、北海道の同等地方と言いまして、こちら東側の方を中心とした場所の、え、起きた地震、ま、 1997 年以降の地震なんですが、ま、ハドで、え、点が塗られていますが、これずれも地震で、ま、比較的にこの同等地方というのはそもそも地震が多い場所ということが言えると思います。 で、今回注目ただきたいのは赤い印になります。 5月1 日以降に起きた地震を、ま、示しているんですね。 え、先ほど5月31 日に北海道の釧きで地震があったという風にお伝えしましたが、この辺りではその後も地震活動が相ついでいるんです。このに赤い丸がね、いっぱいついていますが、 一周してますね。はい。震度4 以降の地震も地震が相ついでいます。 はい。 え、そして期間外にはなりますが、今朝6 月2 日の、え、朝にもですね、実は6.3、 マニチュード6.3 のこちらや大きめの地震が、え、こちら戸カ千置きという場所なんですが、え、起きまして、え、待機町と裏ホ町で震度 4の揺れとなったんですね。 はい。もう北海道周辺ではこれまでも大きな地震が相ついでる印象があるんですけれども、これはなぜなんでしょうか? はい。それは北海道のですね、プレートに、え、影響するものがあると思います。 これは北海道のですね、周辺のプレートの 図を示したものなんですね。こちら真ん中 に北海道があります。あの、地震を起こす プレート。こちら北海道の右下の方から 太平洋というものが、え、沈み込んできて います。そして北海道自体は陸のプレート の上に乗っているんですが、ちょうど プレートとプレートの間になりますので、 ま、地震が多い場所、ま、千島開光という 風に呼ばれてるんですが、あの、プレート がね、うまく沈み込めばいいんですけど、 場所によってはプレートがうまく沈み込ま なくて、あの、くっついてるような場所、 固着域という風な場所があります。そう いった場所ではその歪が溜まってそれを 解消しようということで、ま、大きな地震 が繰り返し、起きる場所が、ま、いくつか あってですね。 なので、ま、北海道周辺では大きな地震が起きるということが知られています。 はい。 え、そしてあのプレートね、周辺なってるかということで、ま、北海道のですね、その地震のメカニズム、これ北海道の、え、右下から入ってくる海のプレートですね。こうやって沈み込んできて陸のプレートがあるんですが、ま、 1 番多いのはこのプレートの間、プレートとプレートの間で起きる地震っていうのが、え、あります。 はい。2003 年の千ったりその後も200 年やプレート会で、ま、比較的大きな震が起きているんですね。 そして違うタイプの地震も実は北海道周辺では起きているんですね。 はい。こちらになります。このプレートが沈み込んでいて、え、や場所の地震ということで 1994 年に北海道東方機でも地震がありました。 さらにこのプレートが沈み込んでいくや方の場所、そういった場所でも地震が起きていて、え、釧き地震ということで 1993 年に地震が起きているんですね。じゃ、海のね、あの地震っかりかというと、そうでもないんです。北海道内陸でも地震が起きていて、こちらになります。あの、イブリ東部地震ですね。 あの、北海道で初めて震度7 を記録した、ま、大きな地震だったんですが、これが 2018年の9 月に、ま、この陸のプレートの中というかですね、比較的浅い場所で起きているということで、ま、いろんな種類の地震があるんです。 はい。こう見てみますと本当に様々な種類の地震があって、改めて日頃から注意が必要ですね。 そうですね。北海道周辺っていうのは本当にいろんなタイプの地震が起きる場所、そういったことが言えると思います。うん。 あの、政府の地震調査委員会もですね、 今年1月に、ま、最新の地震長期評価って いうものを公表しているんですが、この 北海道周辺の千島開光付近ではですね、 あの、比較的高い確率で地震が起きると いう風にしています。え、こちらの図、 ちょっともう一度確認します。北海道が ありまして、こちら開、ま、この同等地方 からこの北方領土にかけてこの 辺りってのは地震が非常に多い場所なん ですね。 で、あの、こちらどんな地震のタイプが起きるかということで超巨大地震と書きました。この地震は 17 世紀という風に書かれていまして、実は 17世紀にマグニチュド9 クラスのです、巨大地震が起きたんではないかということで、そういったあの証拠も残ってることから、ま、こういった地震の確率ね、発生確率のもあるんですよっていうことが、え、示されています。 ちょっとこれね、ステはまだ時間があるんではないかという風な指摘をする専門家もいるんですが、じゃあその前に起きそうな地震ということで、え、先ほどから言ってるようにプレートとプレートの間の巨大地震、これはとか勝ち置きであったり眠室、そういった場所でマ軍中の 8 クラスの地震が起きる可能性、それも比較的高い確率となっています。 では、じゃあこのマグナンチール8 まではいかないけど、もう1回小さい。 マグチュ7 クラスの地震っていうのはやはりそんな遠くない中で切迫してる可能性が高いという風にされていまして、やはりとかち置き眠室ではマグニチュード 7から7.5程度の地震が80% でね、思考担当わゆるあの北法領土のあたりですがそちらでは 90% ということでかなりの高い確率でこのプレート協会の地震が起きる可能性がのが指摘されています。これ十分注意が必要なエリアかと思います。 はい。はい。 あの、地震の専門家のですね、草野さんにちょっと聞いてみました。 はい。 え、先ほどからあの地震、北海道の地震が多いという風な話をしましたが、ま、 1つ1 つの地震を心配するのではなくて、ま、家具の固定であったり、避難場所の確認など、ま、事前の備をしっかりしてくださいという風に福野先生は話しています。 そして、あの、やはりマグニチュン7 を超えると、え、津波が起きる可能性があります。 海でね、そういったあの低き強い揺れを海岸近くで感じたら津波にも注意が必要だということを話していました。 うん。 そうですね。こう過剰に心配しすぎずただ今日にでもね、大きな自信が起きる可能性があるということを忘れずにしっかり備えていきたいですね。 はい。あの、北海道だけに限らずね、全国的にこういったこと言えますが、やはりちょっと北海道の地震活動気になりますので、十分注意して欲しいと思います。 はい。え、以上週刊実新ニュースでした。 閉
5月下旬以降、北海道では震度4の地震が相次いで発生しています。十勝地方、北海道東方沖、釧路沖など震源地は様々ですが、釧路沖ではその後も地震活動が続いています。北海道の沖合にある千島海溝沿いでは将来、地震発生確率の高いエリアも数多くあります。社会部災害担当・中濱弘道デスクが解説します。【週刊地震ニュース】
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■北海道で震度4の地震多発
5月26日から6月1日までの期間、国内では震度1以上の地震が34回あり、北海道では震度4の地震が多発しています。
▼5月26日午前9時56分ごろ、岩手県大船渡市、一関市、住田町、宮城県石巻市、気仙沼市、南三陸町で震度3を観測する地震がありました。震源は宮城県沖、地震の規模を示すマグニチュードは4.5、震源の深さは32キロでした。
▼5月26日午後5時47分ごろ、北海道浦河町で震度4の地震がありました。震源は十勝地方南部、マグニチュードは5.3、震源の深さは50キロでした。
▼5月29日午後3時28分ごろ、岐阜県高山市で震度4の地震がありました。震源は岐阜県飛騨地方でマグニチュードは4.5、震源の深さは12キロでした。
▼5月30日午前7時23分ごろ、北海道根室市で震度3の地震がありました。震源は北海道東方沖、マグニチュードは5.5、震源の深さは0キロでした。
▼5月31日午前5時2分ごろ、石川県志賀町で震度3の地震がありました。震源は能登半島沖、マグニチュードは3.0、震源の深さは9キロでした。
▼5月31日午後5時37分ごろ、北海道釧路市、えりも町、浦幌町、釧路町、標茶町、標津町で震度4の地震がありました。震源は釧路沖、マグニチュードは6.0、震源の深さは20キロでした。
■5月中旬以降相次ぐ震度4の地震
北海道の道東地方を中心としたエリアでは特にここ数週間、やや強い地震が相次いでいます。赤い丸印は5月以降におきた最近の地震です。5月31日の釧路沖の地震以降、周辺では地震が数多く発生しています。
さらに6月2日にもマグニチュード6.3の地震が十勝沖で発生し(速報値)、大樹町と浦幌町で震度4の揺れとなりました。
■北海道周辺では海のプレートと陸のプレートの境界付近に、「固着域」で繰り返し大きな地震も
北海道は陸のプレートの上に位置していますが、南東側から「太平洋プレート」が沈み込んでいます。このプレート境界では所々に「固着域」と呼ばれる場所があって、大きな地震をもたらす「ひずみ」がたまっています。時々、それを解消しようと大地震が繰り返しおきることが知られています。
■様々なタイプの地震がおきる 北海道周辺、内陸部の直下型地震では震度7も
北海道周辺ではプレート境界でおきる規模の大きな地震としては2003年の十勝沖地震のほか、2004年11月と2008年9月にも地震がありました。
沈み込んだプレート内のやや浅い地震として1994年の北海道東方沖地震があります。さらにプレート内のやや深い地震として1993年に釧路沖地震が発生しています。
さらに内陸の直下型タイプの地震では、北海道で初めて震度7を記録した2018年9月の北海道胆振東部地震があります。
■千島海溝沿いでは将来大地震の可能性が非常に高く、17世紀にはM9クラスの超巨大地震が発生か
政府の地震調査委員会が今年1月に公表した最新の長期評価によりますと、北海道の周辺の千島海溝付近でおきる可能性がある地震については高い確率であるとしています。
▼津波の堆積物などの調査から、北海道の内陸部まで浸水するような巨大地震が17世紀にあったとされています。これはマグニチュードが9に達するような超巨大地震です。
▼プレート境界では十勝沖や根室沖でマグニチュード8クラスの地震がおきる可能性も高くなっていて、大津波を伴う地震となります。
▼マグニチュード7.5程度の規模ですが、津波の発生をともなう大地震の発生も逼迫しているとみられていて、80から90%近くの確率で、近い将来の発生が懸念されています。
地震の専門家で、環境防災総合政策研究機構の草野富二雄さんは「(ここ最近おきている)一つ一つの地震の発生を心配するのではなく、大きな揺れとなっても室内の家具が転倒しないように家具を壁に固定することや、いざという場合の避難場所の確認、備蓄品の点検など、個人で出来る事前の備えを改めて確認すること。海岸近くで強い揺れを感じた場合には、津波に襲われる可能がありますので、一刻も早く高台などの安全な場所に避難することを心がけておきましょう」と話しています。
(2025年6月2日放送)
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2 Comments
北海道多いですね心配です
地震予言は当たらないことが多いよね。