フランスの自動車業界団体PFAの2日の発表によると、米テスラのフランスでの新車登録台数は5月、前年同月比67%減の721台だった。イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は5月、年初来の販売不振から回復したと主張していたが、実際には逆の結果となった。
テスラは3月初旬、最も人気のある車種「モデルY」の改良型を発売したが、登録台数は2022年7月以来の低水準だった。同社の株価は6日の時間外取引で一時2.3%安となった。テスラ株は今年に入ってから14%下落している。
マスク氏は5月20日のブルームバーグニュースのインタビューで、テスラの販売は「すでに回復している」と述べ、業績改善に向けた計画を立てる必要はないとの考えを示していた。
マスク氏は、テスラの販売減少は、欧州の他の自動車メーカーと同じだと主張したものの、フォルクスワーゲン、ルノー、BMWといった欧州メーカーでは、1-4月の納車台数は増加している。
原題:Tesla Sales Plunge 67% to an Almost Three-Year Low in France(抜粋)