原油先物相場はアジア時間27日午前の取引で小動きとなっている。石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国で構成されるOPECプラスの主要参加国会合を週末に控え、市場は米国と欧州の貿易摩擦が緩和されるかどうかにも注目している。

  ロンドンICE北海ブレント7月限はシンガポール時間午前8時34分(日本時間同9時34分)現在、1バレル=64.64ドルで推移している。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)7月限は61.42ドルと、先週23日終値とほぼ変わらず。

  26日は米国と英国が祝日で薄商いだった。米国はメモリアルデーの祝日のため、26日は決済は行われなかった。

  欧州連合(EU)はトランプ米大統領からの批判を受け、米国との貿易戦争を回避するため交渉を加速させることで合意した。

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  世界の市場は、トランプ関税と中国などによる報復措置に揺れてきた。こうした貿易を巡る緊張を背景に原油相場は1月中旬以降、下落基調が続いており、OPECプラスの供給拡大の動きも下押し圧力となっている。

  OPECプラスは、7月の原油生産量を主要メンバー8カ国が決定するオンライン会合について、従来予定より1日前倒しして5月31日に開催することを決めた。複数の参加国代表が明らかにした。8カ国は先週、日量約41万1000バレルの大幅な増産を3カ月連続で実施する案について予備的な協議を行っていた。

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原題:Oil Steadies as Traders Focus on EU Trade Talks, OPEC+ Meeting(抜粋)

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