台湾は米国との貿易協議の合意に向けた取り組みを続けていると、台湾外交部(外務省)の陳明祺次長(次官)が29日述べた。
トランプ米大統領が世界各国・地域に対して課した関税の大半を、違法とした米国際貿易裁判所の判断について、連邦高裁は同日、その効力を一時的に停止する判断を下した。高裁はその間、政府が求める長期的な効力停止の是非を検討するという。
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陳氏はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、一部の国々が「様子見」姿勢を取る可能性がある中でも、台湾は交渉に引き続き取り組む姿勢を崩していないと表明。
「米国のさまざまな機関で議論があることを歓迎する」と述べた上で、「そうした議論があることで、全てがより合理的になり、より受け入れやすくなる」と指摘。「われわれは交渉に真剣に取り組んでおり、米国との公正な貿易を本気で目指している」と語った。

陳明祺氏とのインタビュー
Source: Bloomberg
陳氏によれば、台湾は米アラスカ州で6月3-5日に開催される「アラスカ持続可能エネルギー会議」に代表団を派遣し、トランプ大統領が推進している液化天然ガス(LNG)事業構想からの調達について協議する予定。
陳氏は米国から会議参加の正式招待を受けていると明かし、台湾はLNG購入に加え、施設に必要なパイプラインや関連インフラへの投資にも関心を抱いていると説明した。
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陳明祺氏とのインタビュー
Source: Bloomberg
原題:Taiwan Says US Trade-Deal Push Still On Despite Court Ruling (1)、Taiwan Will Send Delegation to Alaska LNG Talks Next Week(抜粋)
