サーベラス、豪ダーウィン港に関心 運営の中国企業が明らかに

 オーストラリア北部のダーウィン港を運営する中国企業ランドブリッジの幹部は27日、米投資ファンドのサーベラスが同港のリース権取得に関心を示しているとロイターに述べた。写真は2017年4月、オーストラリア北部のダーウィン港で撮影(2025年 ロイター/Tom Westbrook)

[シドニー 27日 ロイター] – オーストラリア北部のダーウィン港を運営する中国企業ランドブリッジの幹部は27日、米投資ファンドのサーベラスが同港のリース権取得に関心を示しているとロイターに述べた。

オーストラリア政府は戦略的に重要なダーウィン港をランドブリッジから買い戻そうとしている。

同幹部によると、サーベラスの幹部が2週間前に同港のピーター・ダンメット最高責任者と会談し、関心を示したという。ランドブリッジの取締役会とはまだ協議をしていない。

ランドブリッジは以前、同港は売却対象ではなく、オーストラリア政府とも協議していないと述べている。

中国の肖千・駐オーストラリア大使は26日、オーストラリア政府がダーウィン港を中国企業から買い戻そうとしていることを批判した。 もっと見る オーストラリアは2015年、ダーウィン港を99年間のリース契約でランドブリッジに売却。オバマ米大統領(当時)はこれを非難し、現地で半年間、米海兵隊約2000人が演習を実施した。 もっと見る

サーベラスの創業者であるスティーブン・ファインバーグ氏は3月に米国防副長官に就任している。

オーストラリア連邦政府は、同港を取得する国内の投資家を探している。

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