オーストラリア南東部の洪水、復旧・復興に数カ月かかると首相

 5月27日、オーストラリアのアルバニージー首相(写真)は、南東部で発生した洪水は「大きな困難」であり、復旧・復興に数カ月かかるとの見通しを示した。写真は27日、オーストラリアのウィンガムで撮影(2025年 ロイター/Hollie Adams)

[シドニー 27日 ロイター] – オーストラリアのアルバニージー首相は27日、南東部で発生した洪水は「大きな困難」であり、復旧・復興に数カ月かかるとの見通しを示した。

国内で最も人口の多いニューサウスウェールズ州のハンター、ミッドノースコースト両地域のいくつかの町では、3日間にわたって降り続いた雨により大洪水が発生した。

アルバニージー氏はシドニーの北300キロ余りに位置するタリー町で記者団に「復旧・復興には時間がかかるだろうが、オーストラリア人にはレジリエンス(回復力)がある」と指摘。また、今回の洪水は酪農産業に深刻な打撃を与え、「豪州全土に影響を及ぼすだろう」とも述べた。

公式データによると、タリーは20日からの4日間で年間平均雨量の約半分となる600ミリ強の雨に見舞われた。

同氏によると、大人に1000豪ドル(648米ドル)、子どもに400豪ドルの災害復興一時金が28日から支給されるほか、現行の13週所得支援給付金の対象住民を拡大する。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab

WACOCA: People, Life, Style.

Exit mobile version