原油先物は上昇、米の対EU交渉期限延長で懸念後退

 5月26日、アジア時間序盤の原油先物は上昇している。写真は2024年6月、仏トリゲールで撮影(2025年 ロイター/Benoit Tessier)

[シンガポール 26日 ロイター] – アジア時間序盤の原油先物は上昇している。トランプ米大統領が欧州連合(EU)との通商交渉の期限を延長したことを受け、世界経済や燃料需要への懸念が和らいだ。

0001GMT(日本時間午前9時1分)時点で、北海ブレント先物は0.37ドル(0.6%)高の1バレル=65.15ドル、米WTI先物は0.34ドル(0.6%)高の61.87ドルだった。

IGのマーケットアナリスト、トニー・シカモア氏は「トランプ大統領が期限を延長したことで、今朝は原油と米株先物が上昇した」と述べた。

トランプ氏は25日、欧州連合(EU)との通商交渉の期限を7月9日まで延長することに同意したと発表した。 もっと見る

シカモア氏は、貿易と関税を巡るニュース、継続中の財政懸念が今週のリスク心理と原油価格にとって主要な不確定要素となると予想した。

米国とイランの高官は23日、イランの核問題を巡りローマで5回目の協議を行った。米当局者は、協議では一定の進展があり、建設的だったものの、依然取り組むべき問題が残っていると述べた。 もっと見る

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