岩手にゆかりがある著名人が演劇を披露する毎年恒例の「盛岡文士劇」の実行委員会は、去年の公演でチケットが売れ残ったことなどから、公演内容などを議論する検討会を新たに設置することを決めました。
「盛岡文士劇」は岩手にゆかりがある作家などの著名人が、現代劇と時代劇を披露する催しで、30回目のことしは12月6日と7日に開催を予定しています。
一方で、盛岡市や芸術団体などでつくる実行委員会によりますと、近年は人気にかげりが見え、去年は初めてチケットが売れ残りました。
また、毎年演目は変わりますが、公演時間は例年およそ3時間と長くスタッフの負担なども課題となっていて、実行委員会は、23日、盛岡市で会議を開き、来年度以降に向けて、内容を抜本的に見直す検討会を新たに設置することを決めました。
この中では、脚本家などを含めた委員10人が公演時間や演目、予算の規模などについて、議論することにしています。
検討会は来月以降、それらをどう見直すべきか最終報告をとりまとめ、来年度の公演は報告内容を反映させて開催するということです。
盛岡文士劇公演実行委員会の伊藤伸二事務局長は「検討会の委員には現場の声を聞きながら見直しを進めてもらいたい」と話していました。
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