フェラガモ（FERRAGAMO）は、2025年5月25日（日）から31日（土）まで開催される大阪・関西万博において、イタリアパビリオン内の特別展「イタリアとモード」展に参加する。この展覧会は、ステファノ・ドミネッラ氏のキュレーションのもと、芸術性と職人技、そして革新性を融合させたイタリアンファッションの粋を紹介するもので、衣服やアクセサリー、インスタレーションを通じて、その文化的影響力を可視化する。
フェラガモは、創業者サルヴァトーレ・フェラガモの歴史的アーカイブから2足の象徴的なシューズを出展。1938年に制作されたアンテロープの革を用いたレースアップシューズは、サイの角を用いた彫刻的なつま先が印象的で、型破りな素材選びと構造美を追求したサルヴァトーレの美学を表している。一方、1947年に登場した「インビジブル・サンダル」は、透明なナイロンストラップとキッドレザーのウェッジソールを組み合わせた革新的な一足で、“ファッション界のオスカー”とも称されるニーマン・マーカス賞を受賞した。
“スターの靴職人”としてハリウッドでの成功を収めたのち、フィレンツェに拠点を移し、機能性と芸術性を融合させたデザインで知られるサルヴァトーレ・フェラガモ。彼のアプローチは、常に実験精神と技術への深い洞察に支えられていた。今回の展示は、そうした創造性に満ちたレガシーに光を当て、ファッションを芸術・発明・技術の融合と捉えるブランドの理念を体現している。
「イタリアとモード」展でのフェラ
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