中国、ビザ免除対象を中南米主要国に拡大 関係強化目指す

 5月15日、中国は、ビザ(査証)免除政策をブラジル、アルゼンチン、チリ、ペルー、ウルグアイにも拡大する。写真はカメラを構える観光客ら。北京市内の紫禁城で2月撮影(2025年 ロイター/Tingshu Wang)

[北京 15日 ロイター] – 中国は、ビザ(査証)免除政策をブラジル、アルゼンチン、チリ、ペルー、ウルグアイにも拡大する。中南米諸国との関係強化を目指し、多くの欧州・アジア諸国と同等の待遇とする。

中国外務省の林剣報道官は15日の記者会見で、この措置が6月1日から1年間有効になると説明した。

ブラジル、アルゼンチン、チリは中南米で上位5位に含まれる経済大国。

中国のビザ免除措置は昨年から、欧州諸国の大半と日本、韓国に適用されている。

中国は13日、「中国・中南米カリブ海諸国共同体(CELAC)フォーラム」の閣僚級会合を北京で開催。習近平国家主席が演説で、中南米諸国の開発支援に向けた約100億ドル相当の人民元建て融資枠設定や新規インフラ投資、ビザの免除を打ち出した。

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