５月１５日、ジャパンディスプレイは３月末時点で２６３９人いる国内の従業員のうち１５００人程度を削減すると発表した。写真は同社のロゴ。２０１６年８月、都内で撮影（２０２５年 ロイター/Kim Kyung-Hoon）
［東京 １５日 ロイター］ – ジャパンディスプレイ(6740.T), opens new tabは１５日、３月末時点で２６３９人いる国内の従業員のうち１５００人程度を削減すると発表した。国外でも削減する。
業績低迷が続いているためで、この日公表した２０２５年３月期の連結業績は７８２億円の最終赤字だった。赤字幅は前年の４４３億円から拡大した。
国内は６月１６日から８月２５日に希望退職者を募集する。退職金の加算など約９５億円の費用を見込む一方、年間約１３５億円の人件費削減効果があるとしている。
スコット・キャメロン会長最高責任者（ＣＥＯ）は６月１日付で辞任する。生産・品質本部調達統括部長の明間淳氏が後任として社長ＣＥＯに就く。
また、生産終了を決めた工場や知的財産の一部を資産運用会社いちごトラストに譲渡し、現金支出を伴わず借入金６５０億円を返済することも発表した。いちごはＪＤＩの筆頭株主で、成長に向けた資金も調達する。
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