中国で4月の新規融資額が急減し、市場予想を大きく下回った。米国との貿易摩擦の激化が景況感に悪影響を及ぼした。
中国人民銀行(中央銀行)が14日発表したデータに基づきブルームバーグが算出したところによれば、金融機関による4月の新規融資は前年同月比61%減の2850億元(約5兆7700億円)と、昨年7月以来の低水準となった。ブルームバーグがまとめたエコノミストの予想中央値は7000億元だった。

経済全体のファイナンス活動を示す広義の与信指標、社会融資規模は4月に1兆2000億元増えたが、エコノミスト予想の1兆4000億元増加には届かなかった。企業の投資意欲が大幅に低下し、法人向けの中長期融資は前年同月比でほぼ40%減の2500億元となった。
ソシエテ・ジェネラルの大中華圏担当エコノミスト、ミシェル・ラム氏は「家計と企業の双方で融資が非常に弱かった」と述べ、「米国の関税が民間セクターの地合いに影を落としている可能性が高い」と指摘した。
原題:China’s New Loans Plunged 61% as Trade War With US Intensified (抜粋)

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