トランプ米政権は、サウジアラビアに先端半導体へのアクセス拡大を認める方向だ。サウジ国内のデータセンター容量の増強に道を開きそうだが、同国と中国の関係を一部の米当局者は懸念していると、事情に詳しい関係者が明らかにした。

  非公表の協議内容だとして匿名を要請した関係者によると、この合意が発表されれば、サウジは人工知能(AI)モデルの学習や運用に欠かせないと考えられているエヌビディアやアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)などの半導体を一段と購入できるようになる。

President Trump Makes First Middle East Trip Of His Second Term

リヤドで会談したトランプ米大統領とサウジアラビアのムハンマド皇太子(13日)

Photographer: Win McNamee/Getty Images Europe

  トランプ大統領は13日にサウジのリヤドに滞在し、中東歴訪を開始する。このサウジとの半導体合意は、週内にも発表される可能性がある。

  両国政府は初期段階の合意に至ったものの、重要な詳細の数字についてはまだ調整が続いていると関係者は説明。とりわけ米国が懸念しているのは、サウジに輸出された半導体そのものが流出したり、その能力がクラウド経由で盗まれたりして中国の手に渡る可能性だという。

  関係者によれば、米国製半導体を使用するデータセンターへのアクセスを米政府が管理することが案の一つとして協議されているが、どのような条件で、誰にアクセスが認められるのかは明らかでない。

  サウジアラビア政府およびホワイトハウスの代表は、コメントの要請にすぐには応じなかった。

原題:US to Boost Saudi AI Chip Access Even as China Issues Linger (1)(抜粋)

WACOCA: People, Life, Style.