中国の習近平国家主席は13日、中南米カリブ海諸国共同体(CELAC)との経済協力を一段と深めるとともに、ビザ(査証)免除措置を一部のCELAC加盟国に提供すると表明した。
習氏は北京で開催された第4回中国・CELACフォーラム閣僚級会合で演説し、同地域の発展を支援するため、660億元(約1兆3600億円)の与信枠を提供すると発表。5カ国を対象としたビザ免除措置も明らかにしたが、具体的な国名は示さなかった。
習氏は「中国とCELAC加盟国は共に真の多国間主義を擁護し、国際的な公平と正義を支持している」と述べ、貿易戦争に勝者はいないと主張。特定の国名には言及せずに「いじめや覇権主義は自己孤立を招くだけだ」と指摘した。
中国政府はトランプ米政権との協議を通じ、一時的な関税引き下げで合意したばかり。中国は各国に対し米国よりも好ましい貿易パートナーだとアピールしており、習氏の発言は世界的な影響力を高めるようとする中国の取り組みの一環だ。
習氏はまた、CELAC加盟国からの輸入を増やし、中国からの対外投資を奨励する意向も示した。ただ、中国産業界の過剰生産能力に対する懸念の高まりには触れなかった。コロンビアやブラジル、メキシコ、チリなどは自国の製鉄業を保護するため中国製の鉄鋼に関税を課している。
中国・CELACフォーラムは2014年に設立。今回の会合にはブラジルのルラ大統領やコロンビアのペトロ大統領らが参加した。
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習氏とコロンビアのペトロ大統領、ブラジルのルラ大統領(5月13日)
Photographer: Pedro Pardo/AFP/Getty Images
原題:Xi Courts Latin America as Trump’s Tariffs Pressure Region (1) (抜粋)

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