2025年シーズンの第8戦モナコGP(5月25日)、第9戦スペインGP(6月1日)、第10戦カナダGP(6月8日)に投入されるタイヤコンパウンドが発表された。各チームは1戦ごとに、両極端なタイヤコンパウンドの組み合わせを使用することになる。

市街地特有の低摩耗・低グリップな路面を持つモナコとカナダでは、最も柔らかいC4(ハード)、C5(ミディアム)、C6(ソフト)が投入される。C6は2025年に新たに承認された最新のコンパウンドで、タイヤへの負荷が小さいグランプリにおいて戦略の幅を広げることを目的に開発された。

カナダGPの舞台、ジル・ビルヌーブ・サーキットは、ロングストレートを持ち、強烈な加減速が繰り返されるため、この柔らかい組み合わせが週末とレース展開にどう影響するか興味深いところだ。

一方、オーバーテイクがほぼ不可能なことで知られるモナコGPの舞台、モンテカルロ市街地コースは、低速であることに加えてタイヤのデグラデーションが極めて低く、戦略的な変化も乏しい。そんな単調さを打破すべく、FIAとF1は2025年大会において、2回の義務的ピットストップを課す新たなルールを導入する。

両グランプリの間に挟まれるスペインGPは、カレンダーの中でも屈指の“タイヤ殺し”として知られるカタロニア・サーキットが舞台となる。高速かつロングコーナーが連続するレイアウトと、高温によるサーマル・デグラデーションの影響を受けやすい点から、ピレリは最も硬いC1(ハード)、C2(ミディアム)、C3(ソフト)を投入する。

グランプリ
C1
C2
C3
C4
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