都市部に限らず全国の観光地や離島などでも、手軽に借りられるシェアサイクルが利用できるようになってきました。エコロジーな移動手段として、日本だけでなく世界でも普及しており、交通手段の1つとして利用されてきています。

 今回、韓国 ソウルはソウルのシェアサイクルを利用してみましたので、その模様をお届けします。

 筆者が宿泊したホテルは、地下鉄の路線の近くでしたが、地図を見ると駅と駅のちょうど中間地点で、少し距離があることがわかりました。その点、シェアサイクルのステーションが近くにあり、目的地の近くにもステーションがあったので、その間を利用してみることにします。

 電動キックボードなどのシェアサービスもあるようですが、今回利用したのは「タルンイ」という自転車のシェアサービス。ステーション数も多く、アプリも日本語対応、JCBのクレジットカードも利用できるので、日本のユーザーも利用しやすいと思います。

 まずは、アプリで利用権を購入します。料金は1時間1000ウォン(約100円)、2時間2000ウォン(約200円)、24時間で5000ウォン(約500円)とリーズナブル。さらに、これは1回あたりの貸出時間で、利用権は購入から24時間有効です。つまり、1日10時に1時間券を購入すると、2日9時59分まで“1回あたり1時間まで”乗車し放題で利用できます。

 あとは、自転車の後輪部にある施錠ユニットの二次元コードをアプリで読み取ると、貸出が開始され解錠されます。一時駐輪する際は、ロックを下げると施錠でき、アプリの操作で解錠できます。返却は、ステーションのスタンドに前輪を入れてロックを下げるだけで完了します。念のため、アプリで返却ができているか(利用中の表示が消えているか)確認するとよいでしょう。

二次元コードは後輪の施錠ユニットにある

 利用する上で注意したいのが、“利用権の番号をスクショしておく”ことと“借りる自転車の状態をよく確認する”ことです。

 アプリの仕様なのかは不明ですが、アプリを一度終了してしまうと、利用権のデータが消えてしまうようです。利用権を購入した際に表示される番号を入力すると、再び利用できるようになるので、購入後の画面をスクショしておくのをオススメします。また、自転車の中には、前照灯が付いていないものや点かないものがあります。日本のシェアサイクルにも言えることですが、タイヤの状態など乗車前点検は確実に実施しましょう。何回借りても料金は同じです。

 通行面では、韓国は右側通行であることです。大きい道路などほかの交通があればいいのですが、川の土手沿いなどにあるサイクリングロードなど、あまり交通がないとうっかり左車線に出てしまう可能性があります。

 また、意外と高低差が多いソウルの市街地。このシェアサイクルは、電動自転車ではないため、坂道となると結構しんどいです。3段変速はついています。

電動自転車ではないうえに車輪も小さいです

 低価格なので、ちょっとした移動でも利用しやすいのがシェアサイクルの魅力の1つ。漢江の河川敷にはサイクリングロードが設置されているので、さわやかな朝にサイクリング、なんてのもいいかもしれません。

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