5月9日、日本製鉄は関西製鉄所大阪地区で製造している製鋼製品・自由鋳造製品を完全子会社の山陽特殊製鋼(兵庫県姫路市)に生産集約することについて、本格的な検討を開始すると発表した。大阪地区の対象設備は休止する。2028年度中の完了をめどとしている。2024年4月、日鉄本社で撮影(2025年 ロイター/Issei Kato)
[東京 9日 ロイター] – 日本製鉄(5401.T), opens new tabは9日、関西製鉄所大阪地区で製造している製鋼製品・自由鋳造製品を完全子会社の山陽特殊製鋼(兵庫県姫路市)に生産集約することについて、本格的な検討を開始すると発表した。大阪地区の対象設備は休止する。2028年度中の完了をめどとしている。
対象となるのは鋼塊(インゴット)などの製鋼製品や、プラスチック成型用金型や圧延ロールといった自由鋳造製品。
日本製鉄は、株式公開買い付け(TOB)を経て4月25日付で山陽特殊製鋼を完全子会社しており、シナジー効果追求の一環として、両社の類似する生産設備で製造している製品を生産集約することが目的。
山陽特殊製鋼とは、その他の製品での最適生産体制や営業面での連携を通じた拡販、技術面での連携なども図っていくとしている。
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