フランスのオランド前大統領は、30日に第1回投票が行われる国民議会(下院、定数577)選の結果、絶対多数政党不在のハングパーラメントとなった場合、新たな連立政権樹立に動く用意があると示唆した。
オランド前大統領は、左派連合「新人民戦線」の統一候補として国民議会に出馬しており、左派勢力は内部分裂が露呈することを避ける難しい対応を迫られている。
オランド氏はBFMテレビとのインタビューで、マリーヌ・ルペン氏が実質的に率いる極右政党・国民連合(RN)による内政掌握の阻止を第一の目的として、国民議会選に立候補し、フランスの政治論争に再び身を投じたと語った。
世論調査の結果によれば、RNが2位の新人民戦線、3位と後れを取るマクロン大統領の与党連合を抑え、最多議席を獲得すると予想される。しかし一連の調査結果を見る限り、いずれも絶対多数を占めることは難しい情勢だ。
「多数派不在のシナリオが存在する。解決策を見いだすことは、私のような政治家の役割だ。最低限のプログラムで国を前進させることができる政府の長を見つけるため、何をなすべきか分かるだろう」とオランド氏は述べた。

オランド氏の穏健な社会党からヨーロッパエコロジー・緑の党(EELV)、ジャンリュック・メランション氏が創設した急進左派「不屈のフランス」に至るまで、長年互いに反目していた左派勢力を結集し、新人民戦線を発足させた動きは、今回の選挙戦の重要な展開といえる。各党の選挙協力の下で、各選挙区に統一候補1人だけが立候補することになった。
メランション氏はその後LCIテレビの番組で、「コンセンサスは私の目標ではない。民主的な考え方ですらない。フランスでコンセンサスを求める大統領や首相を私は知らない。そんなものは存在しない」と挙国一致内閣の構想を一蹴した。
原題:France’s Hollande Mulls Unity Government as His Left-Bloc Creaks(抜粋)
(メランション氏の発言などを追加して更新します)

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