上田誠のオリジナル脚本・演出によるSFアクション音楽コメディ。映画「エイリアン」などに代表される、宇宙船を舞台にしたスペースオペラ活劇のイメージを詰め込んだ舞台『リプリー、あいにくの宇宙ね』が5月4日に本多劇場で初日を迎えた。高知、大阪でツアー公演。
主演は、乃木坂46を卒業後、俳優やクリエイター活躍の伊藤万理華。共演は、大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」出演の井之脇海、 本作で初舞台のシシド・カフカをはじめ、石田剛太 、中川晴樹 、金丸慎太郎(以上3名 ヨーロッパ企画) 、野口かおる、男性ブランコ・浦井のりひろと平井まさあき、かもめんたる・岩崎う大と槙尾ユウスケ。

初日に行われたゲネプロに先駆けて舞台上で会見が行われた。
登壇したのは伊藤万理華、井之脇海、シシド・カフカ、浦井のりひろ(男性ブランコ)、平井まさあき(男性ブランコ) 、岩崎う大(かもめんたる) 、槙尾ユウスケ(かもめんたる) 、脚本・演出 上田誠。

伊藤万理華
「上田さんの舞台は初めてだったんですけど、上田さんの上田さんによるエンタメ宇宙論が全て詰まっている作品で、個性豊かなキャスト皆さんと毎日稽古楽しく、毎日新鮮な笑いが生まれるので、舞台上でどうやって突破して攻略できるかなと毎日わくわくしていました。初日を迎え、みんなで汗をかきながら楽しみたいなと思っています」

井之脇海
「僕も上田さんの作品には初挑戦で、しかも、演劇でコメディに挑戦することも初めてだったので、参加する前は正直不安もありました。台本がまずめちゃめちゃ面白くて、、とてもファニーな台本で、11人の個性が豊かで、とてもインタレストなメンバーが集まったな感じました。最初に本読みの時に、インタレストとファニーが掛け合わさって、本当に面白いが爆発した作品になると感じ、その流れの稽古が今日まで続き、そのまま突き進めると思っています」

シシド・カフカ
「上田さんの作品をずっと好きで、見させていただいていたんですが、舞台が本当初めてなので、右も左も分からない中、上田さんの千本ノックを受けながら、皆さんの面白い波に揉まれながら、何とか稽古を終えたという感じです。皆さんとものすごい大きな波を舞台上でも起こして、楽しい公演を完遂したいと思っております」

浦井のりひろ(男性ブランコ)
「昨年に引き続いてヨーロッパ企画さんに呼んでいただいて、これはもう、嵌ったのではないかと思っております。個人的にはロボットの役をやってみたいとずっと思ってたので、C3POとか、アンドロイドなどと思っていて、今回、叶ったので、もうどうなってもいい、と思うほどの嬉しいさです。今は早くお客さんに見せたい、これはもう、蹴るぞ!というような気持ちでおります。」

平井まさあき(男性ブランコ)
「オリジナルコメディでめちゃくちゃ面白くて、芸人としてちょっとうらやましいなって思うぐらいのボケのクオリティ。もう「評価に値する」という、本当に羨ましい面白さのストーリーも含めて、そして、個々人のキャラクターがとても立っていて、これこそ本当の一大エンターテイメントなんだと思います。ヨーロッパ企画さんも大好きで、一応、ヨーロッパ企画の中の“デンマーク”担当(笑)ということで、頑張って行きたいと思います」

槙尾ユウスケ(かもめんたる)
「上田さんは“かもめんたる”の良さを引き出していただけてるなと思ってます。さらに、普段の人間性だったり、関係性を作品に入れ込み、楽しめる作品になっています。今回のロボット役は、ロボットって感情はどうなるのかなとか思ってましたが人間よりもむしろ繊細だったり、感情的だったりする訳で、楽しんで演じています。
作品もAIや、宇宙、人間について、いろいろと考えさせられる作品になっています。今、地球に住んでいて、うんざりしてる人も多いと思いますが、この劇場でみんなと一緒に、宇宙の旅を体験できたらと思います。」

岩崎う大(かもめんたる)
「今、役の船長の気持ちでいて、旅立ちの記者会見の気持ちです(笑)。このような一期一会のメンバーで、物語にもリンクするのですが、稽古場という閉鎖された空間で苦楽を共にして、何か宇宙船に居る気持ちだと思っています。50年後には今の我々が持ってる宇宙へのワクワク感が無くなってると思いますが、最初に映画「エイリアン」を見た時のあのワクワクってあるじゃないすか、それは、この作品には担保されていて、いろんなことが起きていきます。僕は客席で見たいと思っています」

上田誠 脚本・演出 
「このお芝居は、古今東西の宇宙SFをオマージュしたオリジナル作品です。宇宙SFをやる機会がなかなかないので、載せられるものは全部載せようとして、積載量が多めの宇宙船になってます。今回、とても面白い11人のキャストが揃ったので、その11人が絶えずトラブルに対応して挑むというコメディを目指して作りました。エンターテイメントに重力圏みたいなものがあるとすれば、それを突破する作品を目指して稽古に挑みました。
チャレンジングな作品になり、ピーキーな設計といいますか、、、キャスト11人とスタッフのみんなが全体重をせないと重力圏を突破を出来ずに爆発するという仕組みの台本になっていたんですけど、キャストもスタッフも全力を尽くして、本当に弛まずやってくれたので、かなり遠くまで来れたような気がしています。なかなかの未踏の新しいコメディーが出来たと思っています。」

イントロダクション
宇宙開発ラッシュの時代。
Z社は、火星と木星の間にあるアステロイドベルトへ核融合エンジンを搭載した宇宙船 100 機を派遣、資源探査を行う「プロジェクト・ジャックポット」を発動する。
この計画は、地球に新たな資源と富をもたらすものとして多くの人々から期待を集めていた。その100機のうちの1機として地球から旅立った宇宙船ブリコロモ号。
キャプテン(岩崎う大)が指揮を執るこの宇宙船は、航海士・ユーリ(伊藤万理華)と航海士・キリト(井之脇海)のペアに加え、オペレーター(石田剛太)、機関士(中川晴樹)、通信士(野口かおる)が搭乗。
さらに宇宙という未知の空間での事態に対処、採集した資源を分析するため、科学主任(平井まさあき)が乗り組んでいる。そして 2 体の作業用ロイド、ロビィ(浦井のりひろ)とボグ(槙尾ユウスケ)も搭載されていた。
ただし、コスト重視の量産型宇宙船ゆえ非常に狭く、個室もない。基本的には自動操縦で航行されるため、クルーは目的地に到着するまで、船内に備え付けられたコールドスリープ装置に入り、人工冬眠状態で数ヵ月を過ごすことになる。
かくしてブリコロモ号は、アステロイドベルトにある小惑星の一つに到達した。だが、肝心の資源探査は空振り。
レアメタルを始めとする資源はなにもなかった。「ハズレ」を引いた失意とともに、再び人工冬眠に入るクルーたち。数ヵ月をかけて、地球近傍まで帰還してきたブリコロモ号だったが、船内で緊急事態が発生して、一同騒然!
その上、密航者(金丸慎太郎)が見つかったり、宇宙を漂流する吟遊詩人・ニルダ(シシド・カフカ)が現れたり。
絶え間ないトラブル、そして「あいにく」の連続に翻弄される、ユーリたち、クルーの運命は――!?

ゲネプロより点描

概要
日程・会場:
東京;2025年5月4日(日・祝)〜25日(日) 本多劇場
高知:2025年6月3日(火)高知県立県民文化ホール オレンジホール
大阪:2025年6月6日(金)〜8日(日)森ノ宮ピロティホール
脚本・演出:上田誠
出演
伊藤万理華 / 井之脇海 / シシド・カフカ / 石田剛太 / 中川晴樹 / 金丸慎太郎 / 野口かおる / 浦井のりひろ(男性ブランコ) / 平井まさあき(男性ブランコ) / 槙尾ユウスケ(かもめんたる) / 岩崎う大(かもめんたる)
宣伝:TOHOマーケティング
制作:加藤恵梨花 辻村実央 新井莉音 アシスタントプロデューサー:近藤由弥(ニッポン放送)
プロデューサー:川原直輝(ニッポン放送) 佐々木康志(プラグマックス&エンタテインメント)
ゼネラルプロデューサー:後藤隆志(ニッポン放送)
制作協力:プラグマックス&エンタテインメント ヨーロッパ企画/オポス
企画・制作:ニッポン放送

公式サイト:https://event.1242.com/events/ripley

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