イラン、欧州3カ国と2日にローマで会談へ 米との核協議控え

 イランのアラグチ外相は30日、2015年イラン核合意に署名した英国、フランス、ドイツの欧州3カ国と5月2日にローマで会談する予定と発表した。写真はテヘランで会見に臨む同相、2月撮影(2025年 ロイター/Majid Asgaripour/WANA)

[ドバイ/パリ 30日 ロイター] – イランのアラグチ外相は30日、2015年イラン核合意に署名した英国、フランス、ドイツの欧州3カ国(E3)と5月2日にローマで会談する予定と発表した。翌3日には米とイランの協議が計画されている。

アラグチ氏は国営メディアに対して「私の意見では、欧州3カ国は誤った政策のため(核問題での)役割を失った。もちろん、われわれはそれを望んでいないし、ローマで彼らと会談する用意もある」とした。

3カ国の間では当初、イランと交渉すれば米・イラン協議を乗っ取ることになるのではないかとの懸念から躊躇する声もあったもようだ。

しかし、3人の欧州外交官がロイターに語ったところによると、イランとの対話を維持し、新たな核合意の枠組みをどのように想定するかを再確認することが、最終的には自らの利益になると判断したという。

アラグチ外相と米国のウィットコフ中東担当特使は26日、オマーンの仲介で核問題を巡る3回目の協議を開催した。先週はロシア、中国とも会談しており、イランは勢いの醸成を期待している。 もっと見る

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab

WACOCA: People, Life, Style.

Exit mobile version