英シュローダー、第1四半期は98億ドル流出 中国合弁事業が低調

 5月1日、英資産運用大手シュローダーズは、第1・四半期は74億ポンド(98億ドル)の純流出額となったと発表した。写真は、同社ロゴ。2018年11月、スイスのチューリッヒで撮影(2025年 ロイター/Arnd Wiegmann)

[ロンドン 1日 ロイター] – 英資産運用大手シュローダーズ(SDR.L), opens new tabは1日、第1・四半期は74億ポンド(98億ドル)の純流出額となったと発表した。

合弁事業から85億ポンド相当の資金が引き揚げられたことが響いた。中国交通銀行と共同運営する合弁運用会社2社のマネー・マーケット・ファンド(MMF)からの資金流出が多くを占めた。

JPモルガンのアナリストは、資金フローと傘下ファンドの運用成績がいずれもアナリスト予想を下回ったと指摘し、第1・四半期は「精彩を欠いた」との見方を示した。

3月末時点の運用資産は7584億ポンドと、2024年末から約3%減少した。

合弁事業からの資金流出を除けば11億ポンドの純資金流入だった。ウェルスマネジメント部門とプライベート市場部門であるシュローダー・キャピタルが好調だった。

シュローダーの株価は序盤の取引で一時3%以上下落した。0720GMT(日本時間午後4時20分)時点では1.2%安。

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