
トランプ米大統領は4月30日、多様性・公平性・包括性(DEI)などを巡り自身の要請を拒否している米名門ハーバード大学への補助金を打ち切る可能性を示唆した。写真は4月15日、マサチューセッツ州ケンブリッジで撮影(2025年 ロイター/Faith Ninivaggi)
[ワシントン 30日 ロイター] – トランプ米大統領は4月30日、多様性・公平性・包括性(DEI)などを巡り自身の要請を拒否している米名門ハーバード大学への補助金を打ち切る可能性を示唆した。
トランプ氏はリンダ・マクマホン教育長官の名前を出し、「われわれは、もうこれ以上彼ら(ハーバード大)に補助金を与えることがなさそうだ。いいな、リンダ」と発言。「補助金はわれわれの裁量で決まるが、彼らは良い振る舞いをしていない。だからすごく残念だ」と語った。
トランプ政権は、パレスチナ自治区ガザの戦闘を巡りイスラエルに抗議する学生デモを反ユダヤ主義だと批判し、ハーバード大にDEI重視をやめるよう要求しているが、同大は拒否している。政権はこのほど、同大に対する約90億ドルの補助金について正式な調査を開始した。
ハーバード大と教育省は、トランプ氏の発言に対するコメント要請にすぐに応じなかった。
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