香港の郵便当局は16日、米国向けの郵便サービスを停止すると発表した。米国の関税措置に対抗する中国本土の流れに加わる。
香港郵政の声明によると、米国向け小包郵便物の受け入れについて、船便は16日から、航空便は27日からそれぞれ停止する。書類のみの通常郵便物は対象外となる。
香港郵政は声明で、「米国は理不尽でいじめ行為を働き、不当に関税を課している」と指摘した。
トランプ大統領が仕掛けた中国への関税攻勢で、かつて英国の植民地だった香港への影響も強まっている。香港の李家超(ジョン・リー)行政長官は15日の演説で、米国の措置を厳しく批判し、米国は香港と中国を「理不尽に抑圧している」と非難した。
米政府は今月に入り、申告額が800ドル(約11万4000円)未満の少額貨物への関税を免除するいわゆる「デミニミス(非課税基準額)」ルールについて、5月2日以降は中国・香港に適用しないと発表。抜け穴がふさがれることで ファッション通販のSHEIN(シーイン)や「Temu 」といった中国発のオンライン小売業者は打撃を受ける可能性がある。
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原題:Hong Kong Postal Service Halts US Parcels on Tariff ‘Bullying’(抜粋)

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