ゴールドマン、中国GDP予測を下方修正 米関税引き上げで

 4月10日、米ゴールドマン・サックスは公表したリポートで、関税の影響を理由に中国の国内総生産(GDP)予測を下方修正した。写真は同社のロゴ。2021年7月、ニューヨーク証券取引所で撮影(2025年 ロイター/Brendan McDermid)

[香港 10日 ロイター] – 米ゴールドマン・サックスは10日公表したリポートで、関税の影響を理由に中国の国内総生産(GDP)予測を下方修正した。

今年の予測は4.5%増から4%増に、来年の予測は4.0%増から3.5%増にそれぞれ引き下げた。

トランプ米政権が対中追加関税を104%から125%に引き上げたことが背景。

同社は追加関税の引き上げについて「限界的な影響は小さくなる」可能性が高いが、対中関税の大幅な引き上げは中国の経済と労働市場の大きな重しになるとの見通しを示した。

「中国は政策緩和をさらに強化するだろう。利下げ幅を60ベーシスポイント(bp)と予想する(従来は40bp)」とした上で「こうした大幅な緩和策でも、関税の悪影響を完全に相殺することはできないだろう」と述べた。

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