下水を調べることで、新型コロナウイルス感染者の増減を1週間前から予測できることが千葉県船橋市と金沢大学の調査で分かりました。

 金沢大学・本多了准教授:「天気予報の降水確率のように下水を分析した結果から1週間後に療養者が増加するか、減少するかをあらかじめ知ることができる」

 調査に使われたのは船橋市内の下水処理場2カ所で、去年7月から今年5月まで採取された下水です。

 採取した下水を3つに分け、新型コロナウイルスの遺伝子が含まれるかを調べます。

 3つとも陽性だった場合、1週間から10日後に療養を必要とする人が増加する確率は8割でした。

 一方、1つも陽性が出なかった場合、約7割の確率で療養者は減少していました。

 金沢大学・本多了准教授:「今、緊急事態宣言も長期化すると効果が薄くなっている。1週間後に例えば療養者が増加するという確度の高い情報があれば、皆さん、自己防衛をして頂けると思う」

 本多准教授は、今後検査の回数を増やすことでさらに精度の高い予測ができるとしています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

WACOCA: People, Life, Style.

Exit mobile version