サッカー=元スペイン連盟会長に罰金判決、女子選手へのキス騒動巡り

スペインの高等裁判所は20日、同国サッカー連盟のルイス・ルビアレス元会長(写真)に対し、性的暴行の罪で約1万ユーロの罰金を科した。マドリードで3日撮影(2025年 ロイター/Chema Moya)

[マドリード 20日 ロイター] – スペインの高等裁判所(訂正)は20日、同国サッカー連盟(RFEF)のルイス・ルビアレス元会長(47)に対し、性的暴行の罪で約1万ユーロ(約157万円)の罰金を科した。

ルビアレス氏はスペインが優勝した2023年サッカー女子ワールドカップ(W杯)決勝後の表彰式で、同国代表のジェニファー・エルモソ選手にキス。合意があったと当初から主張していたが、激しい批判を受けて同年9月に辞任していた。

同氏はマドリードで今月開かれた公判でも、エルモソ選手はキスを承諾していたと証言。しかし、判事は合意はなかったという選手の証言を支持した。

一方で判事は、ルビアレス氏の行為は「非難されるべき」ではあるが、暴力や脅迫がなかった以上、今回のケースは軽微なものであるとし、「キスをした程度でより深刻な行為はなかったため、ルビアレス氏は服役を免れるべき」とも述べた。

今回の判決では罰金以外にエルモソ選手への接近禁止と1年間の通信禁止、3000ユーロの賠償金支払いが命じられた。

ルビアレス氏はロイターに「戦い続ける」と話し、控訴する意向を示した。エルモソ選手の弁護士も控訴すると話した。

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