薄くて軽く、折り曲げることもでき、設置しやすいことから、次世代の太陽電池として注目されている、「ペロブスカイト太陽電池」の県内での実証事業による発電が今月までに始まりました。
「ペロブスカイト太陽電池」は、薄くて軽く、折り曲げることもでき、設置しやすさから次世代の太陽電池として注目されていて、国や県などは、楢葉町と広野町にまたがる「Jヴィレッジ」と、福島市のあづま総合運動公園、それに会津若松市の県立博物館で実証事業を行っています。
27日は、このうちJヴィレッジで県などが報道機関向けの事業の報告を行いました。
このなかで、3月までに、3か所の実証事業であわせて130枚の太陽電池の設置が完了し、発電が始まったことが報告されました。
実証事業では、太陽電池を、湾曲した地面や建物の壁面などに設置していて、異なる条件の中で、効率よく発電が行われるかどうかや、天候や年月の経過によって発電効率がどのように変化するかなどを検証するということです。
また今後、より多様な環境で検証を行うため県内で追加の実証事業の候補地を検討するということです。
県エネルギー課の坂井俊文課長は、「新しいエネルギーの技術開発が進むなかで、太陽電池の検証が県内で行われていることをより多くの人に知ってほしい」と話していました。
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