米国株式市場=続伸、米関税巡る柔軟姿勢に期待 経済指標注視

米国株式市場は、トランプ米政権が関税政策でより柔軟な姿勢を取るとの期待から、続伸して取引を終えた。(2025年 ロイター/Mike Segar)

[25日 ロイター] – 米国株式市場は、トランプ米政権が関税政策でより柔軟な姿勢を取るとの期待から、続伸して取引を終えた。消費者信頼感統計にも関心が集まった。

トランプ大統領は24日、自動車関税を近く発表する考えを示す一方、市場が注目する4月2日の関税発表について、一部は同日の実施を見送る可能性を示唆した。 もっと見る

ベアードの投資ストラテジスト、ロス・メイフィールド氏は「市場が期待するような明確さが得られるとは思っていないが、投資家はこの問題に関して何らかの明確さを強く求めており、それが少しでも得られれば非常に良い日だ」と述べた。

コンファレンス・ボード(CB)が25日発表した3月の消費者信頼感指数は92.9と、前月から7.2ポイント低下し、4年以上ぶりの低水準となった。低下は4カ月連続で、ロイターがまとめたエコノミスト予想の94.0も下回った。 もっと見る アップル(AAPL.O), opens new tabが1.4%上昇し、ナスダック総合を下支えした。一方、半導体大手エヌビディア(NVDA.O), opens new tabは0.6%安だった。電気自動車(EV)大手テスラ(TSLA.O), opens new tabは前日の約12%急伸に続き、この日も3.5%上昇した。住宅建設のKBホーム(KBH.N), opens new tabは5%超下落。2025年通期の売上高見通しを引き下げたことを嫌気した。S&P総合500種の11業種のうち7業種が上昇し、通信サービス(.SPLRCL), opens new tabが上げを主導。一般消費財(.SPLRCD), opens new tabも好調だった。米連邦準備理事会(FRB)のクーグラー理事は25日、FRBの金融政策はなお引き締め的で、良好な位置にあると述べた。ただ、物価目標達成の進展は昨夏以降鈍化しているとした。 もっと見る ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は、企業や家計は経済の先行きを巡り「不確実性の高まり」を感じているという認識を示した。 もっと見る

今週発表の米経済指標では28日の個人消費支出(PCE)価格指数に注目が集まる。

S&P500(.AD.SPX), opens new tabでは値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.3対1の比率で上回った。

米取引所の合算出来高は130億株。直近20営業日の平均は164億株。

LSEGデータに基づく暫定値です。前日比が一致しない場合があります
※米国株式市場

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