日本経済新聞社は生成AI(人工知能)を活用し、ニュースの理解を助ける新機能「Ask!NIKKEI(β版)」の提供を始めました。「日本経済新聞 電子版」の有料会員向けサービスで、経緯や用語など疑問を入力すると、生成AIが最新ニュースを含めて情報を整理し、まとめて解説します。従来の記事検索では得られなかった、より深くより広い情報の収集を可能にします。ビジネスや就職活動にもお役立て下さい。
日経電子版の記事から回答生成
「Ask! NIKKEI」は生成AIを使ったサービスです。質問には日経電子版の記事のうち、日経が著作権を持つものから回答を生成します。主要な記事にニュースにあわせてあらかじめ4つの質問を設けたほか、自由に入力することも可能です。
生成AIは文章に加えて、写真やグラフでも補足します。回答のために引用した記事をあわせて示し、回答の元になった情報に時間をかけずにアクセスできるように配慮しました。読者の「広く知る、深く知る」というニーズをサポートします。
元になった記事、時系列で確認可能に
3月13日に公開した記事「買われるスタートアップ、5年で最多 「出口戦略」多様に」には、以下のようなの4つの質問を表示しています。

最初の2つは用語やニュースの背景といった基礎的な質問、残りの2つは視野を広げる踏み込んだ質問を設けています。
「M&Aの定義とその重要性について教えてください。」をクリックすると「Ask! NIKKEI」が回答を自動生成します。M&Aの定義と種類、最近の動向や成功の要因と課題などポイントを絞ってまとめています。

過去に電子版に掲載された記事から最新のものを優先して情報を収集するようにしています。参照した「元になった記事」は見出しをクリックすることで読めるので、元の記事ではどう報じられていたのかを確認できます。
記事を読んでいてわからない用語や、知識があいまいで理解が難しい時に、生成AIに質問することでその場で問題を解決できるようにしました。新社会人や経済やビジネスの知識を身につけたい読者を手助けします。
記事のニュースがもたらす影響、最近のトピックに関連した話題や事例についての質問を投げかけることで、理解を深めるだけでなく、興味の幅も広げる回答を生成します。
読者の「問い」によって使い方は様々
「Ask! NIKKEI」は、一般的な生成AIサービスと同じように様々な質問を投げかけられます。年収103万円の壁や相互関税、米政府効率化省(DOGE)といった最新ニュースに関した質問に対しても、リアルタイムに更新されるニュースをもとに回答します。
世界情勢、マーケットなどの動きにとどまらず、取引先の企業や業界の動向も時間をかけずに要約可能です。「過去1カ月の半導体業界の動きをまとめて」「最近1週間のAI関連のニュースをまとめて」といった情報収集にも活用できます。β版の先行利用者からは「読んだ記事にとどまらず、さらに深い知識を得られた」「ニュースの全体像をつかみ周辺情報にも関心が向くようになった」という声がありました。

就活生の業界・企業研究にも
就活生にとっては希望する業界・企業研究に使うのはもちろん、自己PRや選考の対策にも効果的です。「就活に役に立つ記事5本を教えてください」とたずねると、おすすめの記事を紹介するだけでなく、就活スケジュールの現状やAIを活用したエントリーシート(ES)の作成も案内します。
所属する組織や部門などそれぞれの利用シーンに応じた便利な使い方を想定しており、質問から思いがけないニュースとの接点を発見し、視野を広げるきっかけになることを期待します。
◇
「Ask! NIKKEI」はβ版としてリリースし、利用者のご意見、フィードバックを反映して機能を改善していきます。ブラウザ向けに続いて、アプリ版のサービスも近く提供する予定です。ぜひご活用ください。
Ask!NIKKEI(β版)の使い方ガイドはこちらです。

WACOCA: People, Life, Style.