静岡県熱海市で起きた土石流は発生から7日目を迎えました。きょうも断続的に雨が降り続く中、捜索活動が続いていますが難航しています。現場からの報告です。

 熱海市伊豆山地区の逢初橋の東側に来ています。土石流の発生から7日目のきょうは、朝から雨が降ったりやんだりを繰り返しています。午前中2回小さい崩落が起きたため、退避命令が出て作業を中断していましたが、再開しました。

 熱海市の伊豆山地区で起きた土石流では、きのう新たに2人の遺体が見つかり、今回の土石流による死者は9人となりました。このうち1人は熱海市伊豆山の田中路子さん(70)と発表しました。また、今も安否がわからない人は21人となっていますが、このうちの1人、太田洋子さんの幼馴染は・・・

 「上から見てたからね、そしたら(太田さんの自宅が)流されちゃって。それまで見ちゃったからね、やばいなと思いました。まだ期待は持ってるけどね」(安否が分からない太田洋子さんの幼馴染 小松力さん)

 捜索活動の今後の見通しは立っていませんが、来週の月曜日と火曜日の2日間、避難者の一時帰宅の実施をする方向です。(09日11:42)

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