ごみ開封調査に同行… 分別の現状は “減量”目指し今月から福島市でも【スーパーJチャンネル】(2025年3月2日)
テレビ朝日は「未来をここから」プロジェクトの一環でSDGs企画をお伝えしています。今回のテーマは「つくる責任、使う責任」です。今月から、福島市ではごみの量を減らすため、ごみの開封調査を行い、分別のルールを守らない悪質な違反者がいれば氏名を公表することにしています。横浜市で行われているごみの開封調査に同行し、分別の現状を取材しました。
■“減量”目指し今月から福島市でも
残された年数はおよそ20年。日本全国のごみを埋め立てる最終処分場が満杯となり、捨てられなくなる可能性が懸念されています。
全国の家庭ごみは6日で東京ドームが満杯になるほどの量が排出されていて、今、各家庭で減量することが求められています。
ごみの量が全国平均のおよそ1.2倍となっている福島市。分別ルールに違反したごみ出しも年間9000件に上り、問題化していました。
そのため市は去年12月、分別ルールを守らない悪質な違反ごみ袋を開封して違反者を特定し、改善されない場合に氏名を公表する条例を可決しました。ごみの減量化につなげる狙いで、今月1日から施行されています。
プライバシーの侵害も懸念されている、ごみの「開封調査」。17年前に始めた横浜市はどのように行っているのでしょうか、取材しました。
■ごみ開封調査に同行 分別はいま
やってきたのは横浜市資源循環局中事務所。中区のごみを集積するための拠点となっていて、ごみ収集車や職員が待機している場所です。
横浜市資源循環局 澤田亮仁業務課長
「(Q.ブルーシートの上で作業されていますけど、あれは今、何をされているんですか?)これからですね、分別されていなかったごみの開封調査というのを行います」
ここで行われていたのは、違反者を特定するための「開封調査」です。
このおよそ2時間前…。
ごみ収集の作業員
「先日の『燃やすごみの収集日』に分別がされていなかったごみに対して取り残し啓発を行いました。きょうはそちらの集積場所にこれから向かい、対象のごみを引き上げに行きます」
この日は住宅街にある3カ所のごみ集積所を回りました。引き上げ対象となっているのはシールが貼られたごみ袋です。
ごみ収集の作業員
「何が混ざっていますよというものが示されていて、私たちがこの対象のものが入っていますよというふうにチェックをして、住民の方に分かりやすい、対象の方に分かりやすいようにというふうになっています」
こうしたごみ袋は出した本人が出し直しをする必要がありますが、およそ8割が放置されたままだといいます。
職員は袋からごみを一つひとつ取り出し、人物が特定できるものを探します。
ごみ収集の作業員
「こちらのようなですね、郵便物であったり公共料金の請求書になりますね、そちらの方から特定していくような形になります」
これまで特定できた違反者の大半は分別の仕方が分からない人だったといいますが、なかには悪質な場合も…。
澤田亮仁業務課長
「何回も繰り返す方は次に指導、次に命令、命令から1年以内にまた繰り返した人は過料という処分、2000円の過料がかかるという制度」
専門家は、ごみの分別は量を減らす以外のメリットもあるといいます。
東洋大学 山谷修作名誉教授
「(Q.そもそも、ごみの分別をする目的は?)まず、ごみの量を減らすことができるということですね。それから資源化を促進するということですね。分別をきちんとしてですね、ごみ袋の中に資源物を入れないで資源化のルートに乗せていけば、日本の場合、資源が非常に少ないという時に資源化で経済がうまく回っていきやすくなる」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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