
ベッセント米財務長官は28日、メキシコが米国の対中関税に足並みをそろえることを提案したことを明らかにした。写真は2月1日、メキシコのシウダードファレスで撮影(2025年 ロイター/Jose Luis Gonzalez)
[ワシントン 28日 ロイター] – ベッセント米財務長官は28日、メキシコが米国の対中関税に足並みをそろえることを提案したことを明らかにした。「非常に興味深い」動きだとし、カナダも同様の措置を取るべきだと述べた。
メキシコとカナダの高官は今週、トランプ大統領が両国への関税発動を言明した期日の3月4日を前に、米政権の閣僚らと通商協議を行った。米国は同日からメキシコとカナダからの輸入品に25%の関税を課し、中国からの輸入品に10%の関税を上乗せする見通し。
ベッセント財務長官はブルームバーグテレビとのインタビューで、「カナダも同様の措置を取れば素晴らしい意思表明となり、不公平な中国製品の洪水から北米を要塞化することができる」と述べた。
メキシコとカナダ両政府とも、現時点でベッセント財務長官の発言に反応していない。
ワシントンの中国大使館は、米国による一方的な関税引き上げは世界貿易機関(WTO)のルールに違反し、中国、米国、そして世界の利益を損なうとした。
ブルームバーグは関係者の話として、メキシコが提案する対中関税は自動車と自動車部品に焦点を当てるものと報じた。米国によるメキシコ製品への関税導入を回避するための対応とみられる。
メキシコのシェインバウム政権はここ数カ月、米国とカナダ政府の対中政策を注視しているとの立場を明らかにし、トランプ氏の大統領再選以前から、不公正な中国の貿易慣行に対処するため「足並みをそろえる」ことを検討していたと発信している。
メキシコのレレナス経済副大臣は27日、メキシコは主に中国からの安価な製品に関税をかけてきたが、さらなる措置を取る可能性があると述べた。
カナダとメキシコは、危険な合成麻薬「フェンタニル」の流入を抑えるため、米国との国境の安全確保が進んでいることをトランプ政権に示そうと必死だ。
カナダのマクギンティ公安相は4日間の訪米を終えるにあたり、カナダが国境を守るために迅速に行動していることを米国に伝えたと説明。「われわれは国境に関するいくつかの非常に重大な調整、投資、改善を行ってきた。全日程を会議に費やし、米政権にその成果を伝えた」と語った。
メキシコのエブラルド経済相は、ラトニック米商務長官、グリア米国通商代表部(USTR)代表と「友好的な実務会談」を行ったと説明。米国とメキシコは「共に働く素晴らしい未来がある」とXに投稿したが、米国の関税期限を巡る協議についての詳細は明らかにしなかった。
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