発生から6日目となった熱海の土石流災害です。8日も断続的に強い雨が降り続きましたが、懸命の捜索活動を行う「現場の最前線」を取材しました。

 捜索隊員たちが見ている“現実”。愛知県警の隊員に付けたボディカメラの映像です。

 崩れた建物と建物のわずかな隙間を進む隊員。もし崩れたら・・・。画面からは、そんな恐怖が伝わってきます。

 愛知県警広域緊急援助隊・柴田真一警部:「水を多く含んだ泥状態なので隊員が足を取られて作業がおぼつかない。力を振り絞って活動をしていこうと考えている」

 静岡県熱海市伊豆山地区の土石流から6日目。確認された死者が9人に増えました。安否不明者は22人です。

 今も不安な時を過ごす、住民たちの生活を取材しました。

 8日午前8時の時点で、断水しているのは993軒です。1軒1軒、家を回り、給水所に行けない人に水を届けている女性たちがいました。

 ボランティアの女性は、約150段の階段を下り、給水所へ。再び、水を持って150段の階段を上ってくるのです。

 また、こんな支援も。「こごめの湯」では伊豆山地区の人に浴場を無料で開放しました。

 住民:「天国です」「(Q.お風呂はどれくらい?)そうだね。5日ぶりだね」

 こちらの男性は、危うく土石流に巻き込まれそうになったといいます。

 土石流に巻き込まれそうになった住民:「最高ですね。こんなこと言ったら悪いけど、自分的にはそうなんだけど、俺の同級生もまだ見つからないんだけどね」

 一方、静岡県の難波副知事は、さらなる土石流の危険性を指摘しました。

 静岡県・難波喬司副知事:「全体だと8万立方メートルくらいの盛り土がされていて、5万立方メートルが落ちたかもしれない。そうすると3万立方メートルぐらい落ち残ってるものがまた落ちる可能性は十分あるので、対策をすぐ取っていかないと」

※最新の情報は静岡県のHPをご確認下さい。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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