イスラエル軍は、パレスチナのイスラム組織ハマスが15日までに人質を解放せず、パレスチナ自治区ガザでの戦闘が再開した場合に備え、予備役を招集した。イスラエルの戦車、ガザとの境界近くで11日撮影。(2025 ロイター/Amir Cohen/ File Photo)
[エルサレム/ドバイ 12日 ロイター] – イスラエル軍は、パレスチナのイスラム組織ハマスが15日までに人質を解放せず、パレスチナ自治区ガザでの戦闘が再開した場合に備え、予備役を招集した。
イスラエルのネタニヤフ首相は11日、ハマスが15日正午までに人質を解放しなければ、ガザ停戦は終了し、イスラエル軍はハマスが敗北するまで攻撃を再開すると述べた。 もっと見る ハマスは今週、15日に予定していた人質の解放を延期すると発表。イスラエルがガザの停戦合意に違反していると主張した。 もっと見る
イスラエルのカッツ国防相は、停戦はガザ地区の過酷な状況下で拘束されている人質の速やかな解放をもたらすためのものだと主張。ハマスが人質解放を中止すれば、停戦合意は破棄され、ガザでの戦争が始まるとし、「新たな戦争は停戦前よりも激しいものになる」と強調した。
ハマスの報道官は、ガザで拘束する人質を解放するよう、米国とイスラエルが圧力を強めていることを受け「いかなる脅迫も受け入れられない」と述べた。停戦協定の履行を完了するために、調停国と接触中だと説明した。
パレスチナ当局筋によると、行き詰まりを打開しようと仲介国は活動を強化している。エジプトは、パレスチナ問題を話し合うため27日に臨時のアラブ首脳会議を開催する。
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