5日の秋田県内は朝から雨が降り、梅雨らしい1日となった。こうした中、静岡県では3日に土石流が発生し、甚大な被害が出ている。県内でも過去に同様の土砂災害が確認されているため、今後の予報に注意が必要だ。

 5日の県内は気圧の谷や湿った空気の影響で雲が広がり、雨が降る時間もあった。
一方関東では梅雨前線の影響で記録的な大雨を観測。静岡県熱海市では3日、土石流が発生し、これまでに4人が亡くなった。

 こうした土砂災害は過去に県内でも確認されている。

 1997年に鹿角市八幡平で発生した地滑りや土石流。人的被害はなかったものの、付近の温泉施設などが全懐するなどの被害が出た。

 2013年には県北部と内陸部で記録的な豪雨に見舞われ仙北市田沢湖で発生した土石流が住宅など9棟を巻き込み6人が犠牲となった。

 この災害を受け仙北市は、8月の第1週目を「防災週間」とし、3年前から各地区で土砂災害などに備える避難訓練を実施している。

 週末には梅雨前線の北上により東北でもまとまった雨になる可能性があり、今後の気象情報に注意が必要だ。

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