ポリタスTVで2024年の米大統領選19日間取材を敢行。年末から来年1月にかけて大統領選が露わにした分断と米国社会の今後をテーマごとに検証。すべて無料で公開します。
ドキュメンタリー映像第2弾は「移民篇」。全米でもヒスパニック系移民(住民)の割合が高いペンシルベニア州ヘーズルトンを中心に、ヒスパニック系移民がなぜトランプ候補を支持するのか取材。移民と旧住民の架け橋となるプロジェクトも紹介します。
【ポリタスTV 12/21】
1️⃣ポリタスTV 米大統領選2024 オリジナルドキュメンタリー #2
2️⃣大統領選の争点「移民問題」
3️⃣”排除”から”融和”へ歩む町
========================
【おことわり】
本ドキュメンタリーにおける英語話者の和訳テロップで「~だわ」「~のよ」といったいわゆる「女ことば」が使われておりますが、(第1弾のドキュメンタリーも含め)下記の原則で字幕付けを行っていることによるものです。
A.政治家や公人が会見などで述べている言葉は「である調」で訳す
B.こちらが取材でインタビューなどをお願いした人の場合は「ですます調」で訳す
※ただし、Bについてはいくつかの例外を設定し、一律とはしていません
■例外① インタビューされている人の話し方が、ラフでルーズであったとき
→ラフな英語でラフに話す人の場合は男性ならら「○〇だよ」「○〇なんだ」というような字幕をあてたほうが違和感が少ないため(本ドキュメンタリーで使われている「女ことば」の「だわ」は、上記男性ことば「だよ」の言い換えになります)。
■例外② インタビューされている人のキャラクターが、明らかにざっくばらんで庶民的なタイプだったとき
→本ドキュメンタリーでHazleton Integration Projectの施設を案内してくださったロサーナさんは、とても気さくで、ざっくばらんで事務局長という立場でにありがちな「きれいごと」や「官僚的な受け答え」を一切しない人だったため、その雰囲気・ニュアンスを生かすためあえて「女ことば」の字幕にしています。
なお、女性言葉と字幕翻訳の問題については、いまも翻訳者間でも継続的な議論が続いており、議論を概観すると「多用は避けるべきだが、女性言葉の一律・完全な排除はするべきでない」という意見が主流になっています。字幕翻訳者のための動画サイト「vShareR SUB」がX上で行ったアンケート調査では、560票のうち36.6%が「字幕に女性言葉を使わないでほしい」、55.7%が「映画・ドラマの内容は登場人物などによる」という結果でした。
https://telling.asahi.com/article/14921281
https://natalie.mu/eiga/column/456516
https://www.asahi.com/articles/ASP8S4GDNP8MUPQJ003.html
https://vsharer.club/2021/10/13/eventreport/
既に公開された第1弾、第2弾の本ドキュメンタリー、今後公開される一連のシリーズにおいても、すべての女性の発言が「女ことば」になるわけではなく、上記原則に従いつつ、ケース・バイ・ケースで字幕を付けていきますので、あらかじめご了承いただければ幸いです。
—
※年末から2025年1月にかけて大統領選が露わにした分断と米国社会の今後をテーマごとに検証。
〈取材〉津田大介
〈通訳・取材〉キニマンス塚本ニキ
〈ナレーター〉小林なう
〈カメラ〉村上和弘
〈VE〉桜井直樹
〈編集〉小池克己
〈MA〉小林冬季
〈選曲〉山田和樹
〈コーディネーター〉大杉友里
〈協力〉共同エディット、キューブコミュニケーションズ、小林冬季
〈ディレクター(企画・取材・構成・字幕)〉古川英気
〈プロデューサー〉津田大介
〈制作著作〉有限会社ネオローグ
———————————————————————————————–
/ 米大統領選2024総力取材 クラファン放送 the FINAL /
トランプが再選した理由と”赤い州”のこれから【前嶋和弘, 山口智美, 北丸雄二, 安田菜津紀, 津田大介】
日時:12.07 , 08 21:00-
[チケット]👉https://politastv.zaiko.io/item/368509
———————————————————————————————–
●DAY1《トランプ大勝後のいま”赤い州”で起こっていること》【山口智美, 津田大介】
※アーカイブ視聴期間:12月31日(火)23時59分までアーカイブは視聴できます
●DAY2 《トランプ再選を噛みしめながら美味しく安い米国料理と米社会の現在を学べる チョリタス》【北丸雄二, 前嶋和弘, 安田菜津紀, 津田大介】
※アーカイブ視聴期間:12月31日(火)23時59分までアーカイブは視聴できます
[配信はコチラから]
👉https://politastv.zaiko.io/item/368509
========================
ポリタスTVの番組は一週間後の19時まで見逃し配信、それ以降は下記の有料アーカイブサービスにてご視聴ください。1000本以上の過去配信番組(一部ライブ配信番組を除く)がご覧いただけます!
【メンバーシップ加入はコチラから】
👉 https://youtube.com/PolitasTV/join?noapp=1
【ポリタスTV】毎日(日本時間)午後7時より配信中!
多士済々のMC陣が、その時々の時事問題や社会問題、メディア、テクノロジー、文化や芸術などのテーマを解説・深掘りします。
6 Comments
インタビュイーが「ラティーノ」と言っているところを、字幕で「ヒスパニック」と訳すのは不適切だとおもいます。特にハイチ移民について話している文脈では。
「B層にでもわかるように」。そんなポリシーがこの作品には貫いているように感じます。
ナレーションがほとんどの語りを担当していて、せっかく現地まで行って取材した人々の声はそれを補足するものとしてしか機能していない。
BGMについてはもっと説明的で、トランプの解説の時には怖そうな音楽が、多様性の紹介の時には希望の音楽が、オープニング至ってはヒーロー映画のような音楽に合わせて最後「津田大介が渾身取材で追った!」とか、見てるこちらが恥ずかしくなる。
良いドキュメンタリーは視る人が自ら考える力を与えてくれますが、まさに真逆です。正直津田さんが、この制作陣のオールドファッションな手癖に気がついていないとは思えない。目を覚ましてください。視聴者はそんなに愚かではありません。
そりゃ毎年1000万人以上の不法移民が流入してたら労働市場で競合するアメリカの低所得者層は怒るよね。
モロに賃金押し下げ圧力になるし。
トランプの圧勝みたいな事が言われています。でも実際は史上最も得票差が少なかったのです。
つまりハリスはかなり善戦しています。そう悲観的になる必要はありません。
トランプ氏が「移民が犬や猫を食べている」と発言しているのを見て、なにばかなことを言ってるんだと笑っていましたが、じつは失言でもなんでもなく、そう発言することで支持率が上がることをわかっていたんだなと、このドキュメンタリーを見て思いました。自分の考えをあらためないといけない。HIPの活動に、この状況に抗するひとつの希望を見た思いがしました。貴重な作品をありがとうございました。
アメリカの今をこれまでより肌で感じられるとても良いルポでした。アメリカは日本は世界はどうなっていくのでしょう?
新聞TVはリアルと普遍を伝えることを忘れているようです。
社会は曲線を描いて進歩する…というキング牧師の言葉…私自身も上昇する螺旋をイメージしてそうであって欲しいと願ってきましたが、言葉も映像もフェイクとリアルの見極めが益々難しくなっていく上、日本では人権や民主主義の理解が浅いと思わざるを得ない事象が頻発しているので、急激な下降螺旋の不安が先立つこの頃です。