米国株式市場=続落、テスラが安い

年明け2日の米国株式市場は、不安定な取引の中、続落して取引を終えた。2021年1月撮影(2025年 ロイター/Mike Segar)

[ニューヨーク 2日 ロイター] – 年明け2日の米国株式市場は、不安定な取引の中、続落して取引を終えた。朝方発表された雇用関連指標が底堅い内容となる反面、電気自動車(EV)大手テスラが急落した。また、為替指標ではドルが上昇した。

S&P総合500種(.SPX), opens new tabとハイテク銘柄中心のナスダック総合(.IXIC), opens new tabは5営業日続落し、昨年4月中旬以来最長となった。

スパルタン・キャピタル・セキュリティーズのチーフ市場エコノミスト、ピーター・カルディーロ氏は、来週10日発表の米雇用統計と第4・四半期決算シーズン開始が今後数週間のハードルになると指摘。「短期的には、これらの障壁が取り除かれるまで方向性を見いだせず、不安定な展開が予想される」と述べた。

テスラ(TSLA.O), opens new tabは6.1%安。同社は2日、2024年の世界販売台数が前年比1.1%減の179万台になったと発表した。年間販売台数が前年割れとなるのは初めて。 もっと見る 米労働省がこの日発表した12月28日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は、前週比9000件減の21万1000件と24年4月以来、8カ月ぶりの低水準となった。労働市場が依然として堅調であることを示唆した。 もっと見る S&Pの主要11セクターのうち、一般消費財(.SPLRCD), opens new tabはテスラの下落により、最も下げがきつかった。一方、エネルギー(.SPNY), opens new tabは原油価格の上昇に後押しされ、最大の上昇率を記録した。その他の個別銘柄では、アップル(AAPL.O), opens new tabが2.6%下落。中国で最新モデルのiPhoneを最大500元(68.50ドル)値引きする異例のセールを開始するとの報が材料視された。 もっと見る 暗号資産(仮想通貨)のビットコインの上昇により、マイクロストラテジー(COIN.O), opens new tab、コインベース(COIN.O), opens new tab、MARAホールディングス(MARA.O), opens new tabなどの仮想通貨関連株は2.6─3.6%上げた。

ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.14対1の比率で上回った。ナスダックでも1.2対1で値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を上回った。

米取引所の合算出来高は150億1000万株。直近20営業日の平均は149億2000万株。

LSEGデータに基づく暫定値です。前日比が一致しない場合があります
※米国株式市場

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