アサド政権の治安部隊解体へ、シリア反体制派指導者が表明

 12月11日、シリアのアサド政権崩壊を主導した反体制派「シャーム解放機構」(HTS)のジャウラニ指導者は、ロイターに対し、アサド政権の治安部隊を解体する方針を明らかにした。シリア・ダマスカスで8日撮影(2024年 ロイター/Mahmoud Hassano)

[ダマスカス 11日 ロイター] – シリアのアサド政権崩壊を主導した反体制派「シャーム解放機構」(HTS)のジャウラニ指導者は11日、ロイターに対し、アサド政権の治安部隊を解体する方針を明らかにした。

反体制派の司令官は既に、軍の徴集兵に恩赦を与えると表明している。

ジャウラニ氏は「前政権の治安部隊を解体し、悪名高い刑務所を閉鎖する」と述べた。

アサド政権が数万人を収容していたとされる刑務所には、家族らを探すため多くの人が集まっている。解放された人もいる一方、死亡が確認された人や、まだ見つかってない人も数千人いる。

ジャウラニ氏は化学兵器が保管されている可能性のある場所を追跡し、安全を確保するため国際機関と連携しているとも述べた。HTSはいかなる状況下でも化学兵器を使用しないと表明している。

同氏はまた、テクノクラート(専門知識を持った官僚)による政権を樹立する意向を改めて示した。現在の暫定政権は2025年3月を期限としている。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab

WACOCA: People, Life, Style.

Exit mobile version