Image may contain Animal and Bird binoculars

Photo-Illustration: Ali Cherkis; Getty Images

この夏、取材で能登を訪れたとき、現地で出会った海女さんが舳倉島(へぐらじま)のことを教えてくれた。能登半島の北方約50kmに位置し、海女の島として名高いその地は、世界でも有数の渡り鳥の休息地だそうだ。日本で確認されている野鳥の半分ほどにあたる約300種が観察されるという。元日の能登半島地震から、もうすぐ1年。島への定期船はまだ運休中だ。1日もはやく、この魅力的な場所が再生することを願うとともに、上陸が許された日には、例えば記事中の南アフリカでの事例のように、このスマートな双眼鏡のレンタル料を支払うことで、その収益が地域の保護プロジェクトに充てられるような取り組みが動き出さないだろうかと思う。(アンスコム江莉奈) >>記事全文を読む

『WIRED』日本版編集部が選ぶ、2024年11月に公開した注目の5記事

Photograph: Shintaro Yoshimatsu

生成AIの進歩が加速するなか、いつの日か人間による創造力・想像力を超える日が来るのだろうか──。このテーマを投げかけてみたいと考えていた人物のひとりが、音楽家の小室哲哉さんだった。常にクリエイションの最前線に立ち続けてきた彼は、いまどんな思いでAIを活用しているのか。その回答はクリエイターのみならず、“創造すること”に携わる多くの人々にとって参考になるはずだ。(瀧本大輔) >>記事全文を読む

Nike Footwear Shoe Red Background

Photo Illustration: WIRED Staff; Alamy / AFLO

昔からトラックジャケットといえば「三本線」を選んでいたし、この10年、いちばん履いていたのは結局のところアシックスのGEL-LYTE IIIだったけれど、それでも、ナイキが醸し出す不屈のスピリット(スポーツ)とオルタナティブな感性(ストリート)が織り合わさった無二の世界観に、好感をもっていなかったと言えばウソになる。そのブランド力(神通力)が、とある人物がCEOに就任したことでジワジワと瓦解していったことを(そして株価の暴落によってその立場を追われたことを)この記事は教えてくれる。「人を惹きつけるストーリーをつくりだす代わりに、コストがかかり、効果の薄いコンテンツを大量にソーシャルメディアに氾濫」させたことで、「ナイキの優れたストーリーテリングの能力を侵食し、顧客との感情的なつながりを壊すこととなってしまった」のだと。失われた神通力は果たして回復するのか──。ナイキの次の一手に注目せずにはいられなくなる必読のレポート。(小谷知也) >>記事全文を読む

『WIRED』日本版編集部が選ぶ、2024年11月に公開した注目の5記事

Photo-illustration: WIRED Staff; Getty Images

驚いた。この記事によれば「クワイエットラグジュアリー」というここ数年継続中のファッションのトレンド(極めて上質な素材使いと控えめでプレーンなデザインが特徴。やや退潮傾向かも)や、Instagramにおけるラルフ ローレン的なるものの復活(デニム、ダンガリーのシャツ、農場のカントリーライフ)が、ドナルド・トランプの再選への“地ならし”になったということらしい。古きよきアメリカンライフの復権という文脈からいえば、後者と共和党の美意識には共通するところがあるかもしれないが、日本育ちのファッション好きからすれば、トレンドと社会情勢のディープな読み解きのようにも、なんだかこじつけのような気もする。なにしろ本稿の論旨に従えば、端正で上質なブランドの服を着て、スタバでコーヒーを飲むセルフィーをSNSにポストするだけで、MAGAのラベルを貼られてしまいかねない。その正否はともかく、SNSがますます政治的なこと(言語的パワーゲーム)でかなり加熱しやすくなっているのは、米国だけでなくここ日本でも明らかなようだし、そのエクストリームかつ現在進行形の状況を知るうえでとても興味深い記事だった。個人的にはプレーンで上質な服を着ると、カームダウンできるように思うのだけど、果たして?(田口悟史) >>記事全文を読む

『WIRED』日本版編集部が選ぶ、2024年11月に公開した注目の5記事

PHOTO-ILLUSTRATION: Alex Wong/Getty Images, WIRED JAPAN

世界最大のスーパーマーケット・チェーンである米国のウォルマートが、これまで熱心に取り組んできたDEI(多様性、公正性、包括性)のポリシーを取り下げることを発表した。これは、フォードやLowe’s といった米企業に続く、トランプ当選後のトレンドの最新の事例のひとつだ。「トランプ2.0」はもはや外れ値ではなく、そこで更新されていく価値観は対岸のぼくたちの社会にも大きな影響を与えるだろう。文明レベルの大きな変化の予兆や、そこにいわゆる「デジタル革命」の未来図は結局のところどう寄与したのだろうと、11月は深い深い沈思黙考モードに入っていた。(松島倫明) >>記事全文を読む

(Edited by Erina Anscomb)

編集長による注目記事の読み解きや雑誌制作の振り返りのほか、さまざまなゲストを交えたトークをポッドキャストで配信中!未来への接続はこちらから。

Related Articles

article image『WIRED』日本版編集部が選ぶ、2024年10月に公開した注目の5記事この10月に「WIRED.jp」で公開した記事のなかから、ヒップホップの歴史やシャープのEV参入など、編集部が注目した5本のストーリーを紹介する。article image『WIRED』日本版編集部が選ぶ、2024年9月に公開した注目の5記事この9月に「WIRED.jp」で公開した記事のなかから、日本初のデジタル通貨の可能性や、イーサリアムを生んだヴィタリック・ブテリンへのインタビューなど、編集部が注目した5本のストーリーを紹介する。『WIRED』日本版編集部が選ぶ、2024年11月に公開した注目の5記事

雑誌『WIRED』日本版 VOL.54
「The Regenerative City」

今後、都市への人口集中はますます進み、2050年には、世界人口の約70%が都市で暮らしていると予想されている。「都市の未来」を考えることは、つまり「わたしたちの暮らしの未来」を考えることと同義なのだ。だからこそ、都市が直面する課題──気候変動に伴う災害の激甚化や文化の喪失、貧困や格差──に「いまこそ」向き合う必要がある。そして、課題に立ち向かうために重要なのが、自然本来の生成力を生かして都市を再生する「リジェネラティブ」の視点だと『WIRED』日本版は考える。「100年に一度」とも称される大規模再開発が進む東京で、次代の「リジェネラティブ・シティ」の姿を描き出す、総力特集! 詳細はこちら。

WACOCA: People, Life, Style.