[アスタナ 28日 ロイター] – ロシアのプーチン大統領は28日、このところのルーブルの下落について、パニックになる必要はないと述べ、通貨が時折急変動するのは予算の支払いや季節的な要因に関係しているという認識を示した。

ルーブルは前日に対ドルで7%以上下落し、115ルーブル近辺に迫ったが、この日は反発している。中央銀行が通貨下支えに向け為替市場に介入した。

プーチン氏はカザフスタンで開催された安全保障関連の首脳会議後、「ルーブル相場の変動に関してはインフレ動向だけでなく、予算の支払いや原油価格とも関連している」と述べた。

「季節的な要因が多い。そのため、全体的には私の見解では状況は管理されており、パニックになる理由は全くない」と語った。

プーチン氏をはじめロシアの当局者らはルーブルの下落を受けて国内金融市場の沈静化に努めてきた。レシェトニコフ経済相は、世界的なドル高が要因だと非難した。

しかし、アナリストやエコノミストは、ウクライナ戦争激化を受けた地政学的な緊張の高まりが一因と指摘している。

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