レバノン北部のシリア国境に初のイスラエル空爆と閣僚、停戦発表後

 レバノンのハミエ運輸相は、イスラエルが11月26日、レバノン北部のシリア国境にある検問所3カ所を初めて空爆したとロイターに明らかにした。9月21日、ベイルート南部で撮影(2024年 ロイター/Amr Abdallah Dalsh)

[ベイルート 26日 ロイター] – レバノンのハミエ運輸相は、イスラエルが26日、レバノン北部のシリア国境にある検問所3カ所を初めて空爆したとロイターに明らかにした。

攻撃はバイデン米大統領がイスラエルとイラン支援下にあるレバノンの武装組織ヒズボラの戦闘を巡る停戦合意が現地時間27日午前4時(日本時間同11時)に発効すると発表した直後に行われた。 もっと見る

ハミエ氏は攻撃によって道路が寸断されたかどうかは不明とした。レバノン東部の国境検問所は過去数週間にイスラエルの攻撃を受け、シリアにつながるルートが遮断されている。

シリアの国営通信によると、攻撃で民間人4人と兵士2人が死亡、子どもや女性、シリア赤新月社職員を含む12人が負傷した。赤新月社は先に、 人道支援を行っていたボランティア1人が死亡、1人が負傷したと明らかにしていた。

シリア国営テレビは国境検問所2カ所が攻撃されたと伝えた。

イスラエル軍はコメントしていないが、イランとその支援下にあるレバノンの武装組織ヒズボラの影響力を抑制する取り組みの一環として、シリア領内のイラン関連施設を標的にすると以前から述べている。

一方、米中央軍は26日、前日にシリアで起きた駐留米軍に対する攻撃を受け、シリア領内にあるイラン関連武装組織の武器貯蔵施設を攻撃したと発表した。

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